水曜日朝の善福寺公園は快晴。朝から暑い。木陰にいて、風が吹いてるとホッとする。
上池では、けさも3羽の幼鳥。
木陰にいた2羽のうちの1羽。
もう1羽は杭をつなぐロープの上で毛繕いしていた。
親はいない。一人立ちを促しているのだろうか。
暗めの林の中でニイニイゼミがジッとしていた。
羽化してから間もないのだろう。
ツクツクボウシも鳴き始めていた。
ヒメジャノメがとまっている。
翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があり、小さくてかわいいので姫がついてヒメジャノメ。
クサギカメムシの卵を発見。
全部で28個ある。真ん中が少し黒っぽくなっているから孵化は近いのか?
卵に極小のハエらしいのがとまっているが、硬い殻にしっかりと守られている。
やがていっせいに卵から孵って、幼虫が這い出してくるのだろう。
下池ではゴイサギがエサをねらってソロリと移動していた。
黄色のトゲトゲの幼虫がいた。イラガの幼虫だろうか。
イラガの幼虫はナマコ型で黄緑色。多数の毒のあるトゲを備えた突起が背面に並んでいて、このトゲに刺されると激痛が走ることになる。
チャドクガと並ぶ人への害の多い毛虫という。
よーく見ると、たしかに痛そう。
久々にカマキリと出会う。カメラを近づけると威嚇してきた。
公園からの帰り道、先日見つけた民家の塀から顔を出しているスミレとパンジーの花畑にとまっていたツマグロヒョウモンの幼虫は元気かなと立ち止まると、1匹がムシャムシャと葉っぱを食べていた。
近づいて観察すると、顔からもトゲが生えてるみたいだ。
ただし、こちらのトゲには毒はないそうだ。
そういえば、ツマグロヒョウモンの成虫のメスは、自分は無毒だが、毒を持つ別のチョウに似せた模様に擬態して、天敵に食べられないようにしているが、幼虫も、いかにも毒がありそうなトゲで天敵から身を守ろうとしているのだろう。
ツマグロヒョウモンの幼虫の食草はスミレやパンジーなので、園芸ブームに乗って、このところ全国に生息域を広げているといわれている。