火曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。朝から蒸し暑い。
公園に着くなりツマグロヒョウモンと遭遇。
花の蜜を吸うでもなく、休憩中だろうか。
もともとは南方系のチョウ。地球温暖化によることもあるが、幼虫がパンジーなどスミレ類を広く食べることから園芸ブームとともに広がったともいわれる。
翅を広げると端が黒くなっているのでツマグロ。
これはオスで、メスはもっと派手に黒くなっていて、体内に毒を持つマダラチョウの仲間、カバマダラに擬態しているといわれている。
今年もツバメシジミを発見。
翅の端がオレンジ色になっていて、糸のような尾状突起がある。
それがツバメに似ているというので名がついたが、オレンジ色の部分を目、尾状突起を触角に見立てニセの頭に擬態して天敵から逃れようとしているといわれている。
上池にいたのは、ブンジ(B2)くんらしきオスのカワセミ。
池のほとりで咲いていたのはアカバナユウゲショウ。
アメリカ大陸原産で、明治のころ、鑑賞用に持ち込まれたのが野生化して水辺などで咲くようになったという。
夕方に咲くというので「夕化粧」の名がついたが、実際は朝から咲いている。
花びらは4枚で、濃い紅色の筋が入っている。中心部は黄緑色。
その黄緑色のところから雄しべと雌しべが伸びていて、その形がおもしろい。
雄しべ先熟で、まず雄しべが伸びて、弱ると今度は頭柱が伸びてやがて4つに裂け、十字状になる。
今ちょうど雌しべが伸びているところで、両手両足をいっぱいに広げて、「あたしをみて!」といってるみたいだ。
きのう、巣づくりをはじめたようなウを見たが、4羽のウが並んでとまっている。
お見合いでもしてるのだろうか?
下池に向かうと、池のほとりにイトトンボ。
きのうと同じようなところにけさも片脚立ちのゴイサギ。まだ若いホシゴイだ。
片脚で頭をかき始めたら、毛が逆立って、まるで五右衛門みたい。
その後は2本脚で真剣に獲物を狙い始めた。
真っ黒いアゲハがとまった。
カラスアゲハかな?
目の前にとまって、ジッとしているのは、シオカラトンボみたいだが、ちょっと違う。
全体にシオカラ色をしていて、複眼がやけに黒っぽいから、シオヤトンボだろうか。
漢字では塩屋蜻蛉と書き、オスは体全体に白い粉を吹いてるように見えることから名づけられたという。
ハエトリグモが葉っぱの上にいた。
上を見たり下を見たり、後ろ向いたり、キョロキョロしてるんだが、何してるの?
かわいくて、つい見とれてしまう。
葉っぱの裏に張りついたようになっているのはワカバグモか。
前脚を2本、ピタッと揃えて、目いっぱい広げていた。
上池にもどると、シオカラトンボ。
先ほど見たシオヤトンボとはだいぶ違うのがわかる。