善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

紫色に輝くコムラサキ

月曜日朝の善福寺公園は晴れ。前夜の雨もやみ、はじめ雲が多かったが次第に日差しが強くなっていく。風弱く蒸し暑い。

 

上池をめぐっていると、シオカラトンボが交尾中。

ホントは、オスのおなかの付け根にある副性器とメスのお尻がくっついてのるで交尾ではなく“交接”なんだが。

 

緑色の粉を吹いたようなアミガサハゴロモ

チョウかガに擬態したカメムシの仲間で、羽化直後は緑色の粉で覆われているが、次第に粉はなくなっていくという。

 

アミガサハゴロモ、あるいはほかのハゴロモの幼虫だろうか?

お尻から出たロウ物質を身にまとって移動中。

その愛らしい姿から、チュチュスカートをはいたバレリーナみたいだという人もいるらしい。

 

上池を半周して下池へ。

途中見つけたカメムシらしい虫の卵。

数えたら24個あって、すべてきちっとくっついてきれいに並んでいる。

卵がくっついているのは、殻が割れるときの振動をとなりの卵に伝えて一斉に孵化するためという。

一斉に孵化すれば外敵にもやられにくいというわけか。

 

大木の根元でコムラサキが吸水していた。

翅を閉じると茶色っぽい地味な色合いだが、翅を開くと紫色に光りだす。

光の加減によっては紫色にならない。構造色ゆえの色彩のいたずらか。

紫色に光るのはオスだけという。チョウが吸水行動をするのもオスだけというから納得がいく。

 

下池をめぐっていると緑の下にゴイサギ

暑さを避けながらエサをねらってる?

 

下池を1周して再び上池へ。

ゴマダラチョウの幼虫がエノキの葉っぱを食べていた。

数えると何匹もいる。

顔を上げたところ。お面をかぶってるようなかわいいお顔。

とても似ているのに中国から持ち込まれたという外来種のアカボシゴマダラがいる。ともに幼虫の食草がエノキなので、在来種のゴマダラチョウの数が減っているのが心配されているが、この幼虫はゴマダラ?それともアカボシゴマダラ?

幼虫の背中には突起が並んでいて、4列になっているのがアカボシゴマダラで、3列がゴマダラという。

とするとこの幼虫は4列になっているからアカボシゴマダラだろうか。

 

上池のほとりでは、かわいいバンビがこっちを向いていた。

セセリチョウの正面顔だ。