土曜日朝の善福寺公園は曇り。前日の雨の余韻が残っているが、比較的涼しい感じ。
上池を半周して下池に向かう。
下池に着くと、目の前を2羽のカワセミが追っかけっこしながら飛んで行った。
池をめぐっていると、先ほどの2羽のカワセミのうちの1羽らしいのがとまっている。
枝に移動したが、まだ脚も体も黒っぽい幼鳥だ。
オスのようだが、真剣な顔でエサをねらっている。
今年夏に生まれた三番子だろうか、まだ可愛げが残っている。
それでも、一人立ちして自分でエサをゲットできるまでになったのだろう。
小さなクモが張りつくようにしていて、カメラを向けるとツツツツと逃げていく。
徘徊性のクモの子どものようだ。
下池を1周するが、おととい見つけたサンコウチョウの姿はなし。
木陰で休んでいるのかな?それとももう南に行ってしまったのかな?
葉っぱの上の小さなカメムシ。水滴をまとっている。
クコの花も水滴がいっぱい。
今年はゴマダラチョウのさなぎをよく見つけるが、奥にあるホンモノの葉っぱと同じ色をしている。
遊歩道脇の偽木にナミアゲハらしい幼虫がいた。
葉っぱを食べないで何を食べてるのかな?と近づくと、何と、体を糸で支えていて、さなぎの前段階である「前蛹」の状態のようだ。
体を固定した感じでジッとして動かない。
やがて前蛹からさなぎへと変化していくのだろうか?
アゲハの前蛹の期間はだいたい1~3日程度で、その後さなぎになるといわれている。
あすが楽しみ!
上池に戻り、残りを半周する。
オメメくっきりのハゴロモの幼虫。
相変わらずタカラジェンヌみたいにろう物質のハネをヒラヒラさせている。
小さな小さなクサカゲロウの幼虫。
数㎜ぐらいしかないが、ゴミを背負って移動中。
近づいてよく見ると、左の口からは丸みを帯びた牙みたいなのが出ている。
クサカゲロウの幼虫は肉食で、牙の先端には穴があいていて、牙をストローにして捕らえた獲物の体液を吸うのだとか。
クサカゲロウの幼虫はアブラムシを好んで攻撃するので「アブラムシ狩人」ともいわれている。ということは農家にとっては益虫ということになり、ヨーロッパでは生物農薬として利用されているという。
公園から帰ろうとしたら、遠くで「ツキ(月)ヒ(日)ホシ(星)ホイホイホイ」と鳴くサンコウチョウのさえずり。
下池にいたのがこっちへ飛んできたのかな?