日曜日朝の善福寺公園は晴れ。久々に青空が広がっている。お日さまがカーッと照らしてくると、次第に暑くなっていく。
公園に着いてまず見つけたのがトラ模様のトラカミキリ。
帰って図鑑で調べたら、はじめはブドウが好物のブドウトラカミキリかと思ったが、どうやらクビアカトラカミキリらしい。
トラカミキリは世界各地に分布していて、知られているのだけで1000種近くにのぼるという。日本産はおよそ70種ほど。見分けるのが難しいはずだ。
上池をめぐっていると、けさはトンボとよく出会う。
シオカラトンボが、とまっているよ枝の先。
日が昇ってきて暖かくなると、葉っぱの陰に隠れていたトンボも元気になるのだろう。
そういえばここ2、3日おとなしかったセミが元気よく鳴いている。
上池を半周して下池へ。
真っ白なチョウが逆さになって花にとまっている。
翅だけでなく、頭から胴体から脚まで真っ白で、粉をふいたみたいになっている。
光のあたり具合で銀色にも見えるウラギンシジミだろうか。
翅のフチが茶色っぽくなっているが、翅を開くと、オスでは濃茶色地に朱色の紋、メスでは濃茶色地に水色の紋があらわれる。
下池をめぐっていると、高い木のテッペンにシラサギが2羽。
あまりに高いところにいるからか、首を丸めていた。
池の上には、4羽のゴイサギ。
2羽は幼鳥(ホシゴイ)で、親子でいるのかな?
大人のゴイサギは羽繕いに余念がない。
首を長~くしているホシゴイ。
世の中のことをもっと知りたいのかな?
アゲハがヒラヒラ舞ってきてとまった。
下池を1周して再び上池へ。
徘徊系のクモがやってきて陰に隠れたが、けむくじゃら。
きのう見つけた、さなぎになる直前のアゲハの幼虫はどうなったかなーと探す。
ありゃりゃー、きのういたところにいないではないか。
糸で体を固定していたから移動するはずはない。
そのままさなぎになると思っていたが、天敵に食べられちゃったのか、それとも、遊歩道脇という目立つところにいたから、何者かに持ち去られたか?
観察しようと楽しみにしてたのに、残念無念。
気を取り直して散歩を続ける。
上池のほとりでコシアキトンボがとまっていた。
キチョウがやってきて花にとまった。
細長い口吻を伸ばして蜜を吸っている。
葉っぱの陰からバッタが顔を出した。
目の下のポッチがお口に見えて、「ぽっ」といってるみたい。
ウチワヤンマが休憩中だった。
けさはトンボが勢ぞろい。
帰り道、サクラの大木にヘビが張りついていた。
大きさからすると子どもみたいだが、なかなか芸術的なくねり方をしているので、びっくりするより感心してしまった。