善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

コーカサス3国旅行記⑫

コーカサス3カ国の旅8日目の17日(金)は、コーカサス山脈を越えてトビリシとロシアのウラジカフカスを結ぶ約200㎞におよぶハイウエイ、ジョージア軍用道路をひた走り、標高2395mの十字架峠をめざす。

この道路は19世紀初め、帝政ロシアが軍事用に建設したもの。しかし、元をただせばこの道はその昔、シルクロードの主要なルートのひとつだったろう。

まずはジョージアの古都ムツヘタへ。
街の角に大きな壺が置いてあった。ワイン造りに用いるクヴェヴリか。
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ムツヘタは紀元前4世紀から紀元後5世紀までイベリア王国(現在のジョージア南東部)の首都として栄えたところ。
ジョージアで最古の教会、スヴェティツホヴェリ大聖堂を見学。
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大聖堂の内部。正面にキリストの絵。
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十字と日輪のマークを発見。太陽信仰との融合をあらわしているのか?
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ジョージアキリスト教を広めた女性、聖ニノの肖像。
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右手に蒲萄十字、左手に福音書を持っている。
4世紀のこと、聖ニノがこの地に教会を建てようと杉7本を伐採する。6本を立て、最後の1本を立てようとするが木が宙に浮いて立てられない。聖ニノが一晩祈り続けると、最後の木は自ら地に戻り立ってしまう。この木からは聖油が流れ出て、この油により民衆の病を救うことができたという。

日輪のマーク。
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ここにも日輪と十字架。
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ザクロの実。ジョージアに限らずコーカサスでは、ザクロは生命の象徴とされる神聖な果物。
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ジンヴァリ湖畔に建つ17世紀初頭の教会、アナヌリ教会。
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土産物屋でよく見かけた人形。ちょっとバービー人形に似ている。
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黒い色の川と白い色の川が合流してツートンカラーになっていた。
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グダウリで昼食。ジョージア有数のスキーリゾート地で、夏より冬のほうが賑わっているようだ。
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午後はいよいよロシアとの国境近くまでをめざす。