善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ジョージアワイン+映画「風にそよぐ草」

ジョージアで買った赤ワインを飲む。
「TELIANI VALLEY Saperavi 2013」
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コーカサス旅行中、たしかトビリシのスーパーで添乗員さんのオススメで買ったもの。
TELIANI VALLEYはメーカーの名前。Saperaviはジョージアのカヘチ地方が起源のブドウ品種。
ジョージア伝統のクヴェヴリ(素焼きの壺)で熟成したのとはまた違って、近代的な製法によるものだろう。
濃いルビー色をしていて、酸味と渋みが絶妙。フランスワインに似た飲みやすさ。
先日のクヴェブリ製法によるサペラヴィ品種の赤ワインもうまかったが、こちらは洗練された味といおうか。

ワインの友で観たのは昼間NHKBSでやっていた『風にそよぐ草』。
アラン・レネ監督のフランス映画。2009年公開。
初老の男と女性歯科医との“大人の恋”?を描く。

ショッピングセンターで財布を拾ったジョルジュ(アンドレ・デュソリエ)は、財布の中の小型飛行機操縦免許証の顔写真に心を動かされるが、そのまま警察に届けることに。
その後、財布の持ち主マルグリット(サビーヌ・アゼマ)からのお礼の電話がかかってくるが、素っ気ない雰囲気にジョルジュはがっかりしし、その翌日からマルグリットに手紙や電話で連絡を取り続け……。

ストーカーみたいな話になるが、途中から立場が逆転してマグリットがジョルジュを追いかけるようになる。そしてあっけない幕切れ。

映像はフランス映画らしく美しいが、主役のジョルジュは初老というよりはジイサンぽかったのが残念。でも、この映画が撮影された当時、ジョルジュ役のアンドレ・デュソリエは63歳だった。それほどのジイサンでもない。
ヨーロッパ人は実年齢より年寄りくさく見えるのか?

話の後半で、第二次大戦中に活躍したイギリスの戦闘機スピットファイヤーのホンモノらしいのが出てきて、それが実際に飛ぶのかと思ったら、見せるだけだった。