善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワインと「ロング・キス・グッドナイト」

「シャトー・グロメル・ベル・エア・キュヴェ・エヴァ(Ch. Gromel Bel Air Cuvee Eva)2012」
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ラベル裏面の説明によると、ボルドーワインの銘醸地ポムロールからわずか数100mに位置する畑を持つシャトー・グロメル・ベル・エアが、特に出来がよかった年だけに造るワインだとか。

「フルーティーな香りと樽の香りが調和し、豊かな味わいが広がる」とあるが、なるほど、渋みと果実味が合わさったような味がした。

ワインの友で観たのは先日BSでやっていたアメリカ映画「ロング・キス・グッドナイト」。

「ダイハード2」「クリフハンガー」のレニー・ハーリン監督が、妻のジーナ・デイビスを主演に描いたアクション映画(ちなみにこの映画の2年後に2人は離婚したとか)。

小学校の教師サマンサ(ジーナ・デイビス)は、夫と8歳になる娘に囲まれ平凡な幸せを築いていた。しかし、彼女は8年以上前の記憶がないことに不安を抱いていた。そして不可解な事件が身の回りで起こり、私立探偵ミッチ(サミュエル・L・ジャクソン)に自分の過去の調査を依頼する。失われた記憶を求めながら、次々と命を狙われる中、彼女の正体が明らかに…。

見ていてどこかで似たような話があったなーと思っていたら、まさしく「ボーン・アイデンティティ」の女性版だった。
ただし、本作は1996年の作品で、マット・デイモン主演の「ボーン・アイデンティティ」は2002年。ということは「ボーン・・・」のほうが「ロング・キス・・・」をパクったのかというと、「ボーン・・・」の原作であるロバート・ラドラムの小説は1980年に出版されているから、やっぱりパクったのは「ロング・キス・・・」のほうかも。

映画の完成度としては「ボーン・・・」のほうが上で、こっちはバカっぽいアクションシーンに思わず失笑してしまうところも。けっこうカネはかかっているはずだが(橋の爆破シーンなんかは凄い)、はっきりいってB級アクション映画という感じだった。
それはそれで酒の友としてはよかったかもしれないが。