フランス・ボルドーの赤ワイン「シャトー・クラリス(CHATEAU CLARISSE)2017」
(写真はこのあと牛ステーキ)
パリの最高級ホテル「ル・ブリストル」元社長のディディエ・ル・カルヴェス氏が2010年にワイン産業に乗り出して設立した「シャトー・クラリス」の赤ワイン。
愛娘の名を冠したというこのシャトーはボルドーのピュイスガン・サン・テミリオン村の丘にあり、海抜約80m。谷を挟んで東にある銘醸地サン・テミリオンより知名度は低いものの、ブドウの成育環境はよく、サン・テミリオン上級畑に匹敵する土壌というので近年、注目されているんだとか。
ブドウ品種はメルロ。上品で重厚な味わい。
ワインの友で観たのは、民放のBSで放送していたアメリカ映画「ペイチェック 消された記憶」
2003年の作品。
原題「PAYCHECK」
監督ジョン・ウー、出演ベン・アフレック、ユマ・サーマン、アーロン・エッカートほか。
近未来。コンピュータ・エンジニアのマイケル(ベン・アフレック)は短期間で極秘プロジェクトに属しては、機密保持のためその期間の記憶すべてを消し、高収入を得ていた。ある日、彼は大企業に勤める友人(アーロン・エッカート)から、3年分の記憶を抹消するかわりに100億円の報酬を受け取る大仕事を頼まれる。
3年後、その間の記憶を消されたマイケルは、自宅に戻って報酬を確認するとその高額さに歓喜する。ところが、銀行に行って渡された封筒に入っていたのは見知らぬ19個のガラクタだけ。さらに自分は1カ月前に保有していた株を全て放棄しており、高額な報酬は一切手に入らなかった。
19個のガラクタは一体何か?というと、過去の自分が未来の自分に宛てたものであり、やがてガラクタはピンチを脱するための命綱に変わっていく・・・。
いかにもSFっぽい筋立てだが、ウー監督らしく、後半はカーチェイスや銃撃戦といったド派手なアクションが見どころ。SFとアクションの両方を楽しめる一粒で二度おいしいアーモンドグリコみたいな作品?
ただのエンジニアにすぎない主人公が急に強くなって悪人どもとバトルを演じるなんて、と首をかしげるところもあるが、そこはやっぱり映画は娯楽なんだよ、というところか。
ついでにその前に観た映画。
民放のBSで放送していたアメリカ映画「ミッドナイトクロス」。
1981年の作品。
原題は「BLOW OUT」
監督ブライアン・デ・パルマ、出演ジョン・トラヴォルタ、ナンシー・アレン、ジョン・リスゴーほか。
B級恐怖映画の音響効果マン、ジャック(ジョン・トラヴォルタ)は元警官で、自分のミスで同僚を死なせてしまったことをきっかけに映画会社で働いている。
ある夜、風の音を録音中に自動車事故を目撃し、川に落ちた車からサリーという若い女性(ナンシー・アレン)を救助する。ジャックは、同乗していた死亡者が次期大統領候補だったことを知り、さらに録音テープに収められた音から、これが狙撃によって起きた事件だと気づく。
実はサリーは別の男と組んで、金持ちたちを罠にかけ浮気写真を撮る仕事を裏でしていたのだが、自動車事故を起こしたのはバークという猟奇的な殺人を繰り返す殺し屋(ジョン・リスゴー)で、事故に見せかけ知事を暗殺したのだった。
真相を知るジャックとサリーを狙って、バークの影がのびてきて・・・、という、「音」を手がかりにしたサスペンス・スリラー。