善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「チザム」

フランス・ボルドーの赤ワイン「シャトー・フルカ・ボリー(CH.FOURCAS BORIE)2012」
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メドック格付け第2級、シャトー・デュクリュ・ボーカイユのオーナーファミリーが手がけるワイン。
ブドウ品種はメルロ、シベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド。

上質な味わい。

チーズはいつもは好きなコンテなのだが、きのうはチーズ屋さんで「コンテが好きならこんなのもいかが?」と勧められたスイスのチーズ「シュロス・バーガー・アルト」。
14カ月熟成。ハード・タイプだがクリーミーな感じ。

メイン料理はスペイン料理だったか?の「ポーリョ・コン・アッホ」(写真右)。
ニンニクと鶏の骨つきブツ切りをオリーブオイルで揚げ、ニンニクをなすりつけて食べる。
これがメチャうまい。

ワインの友で見たのはかなり前、NHKBSで放送していたアメリカ映画「チザム」。
ワインのときはこういう勧善懲悪で気楽に見られる西部劇がいい。

1970年のアメリカ映画。
監督はアンドリュー・V・マクラグレン
主演はジョン・ウェイン
実在したジョン・チザムという人物の「リンカーン郡戦争」と呼ばれる紛争事件の記録を元に製作された作品という。ビリー・ザ・キッドやパット・ギャレットも登場している。

南北戦争後のニューメキシコが舞台。
広大な土地を所有する大牧場主チザム(ジョン・ウェイン)は法律を遵守し、かつて戦ったコマンチに対しても尊敬を忘れない信念の男。
戦争も終わり一見平和になったものの、リンカーンの町で勢力を伸ばしてきた悪徳商人、マーフィー商会が銀行を経営し、商店を買い取って町を牛耳り始めていた。
マーフィーは町の保安官や軍隊、知事までも買収して自分の意のままに動かそうとする。
やがてチザムとマーフィーとの全面戦争が始まる・・・。

ビリー・ザ・キッドがやくざな過去を持ちながらも正義のために戦う姿が描かれている。
ボルティモアからやってきたチザムの姪のサリーは、野趣あふれるキッドにひかれていく。
しかし、映画の最後ではキッドは悪者を追って去っていき、サリーはパット・ギャレットと手をつないで家の中に入っていく。

ジョン・ウェイン63歳のときの作品。
この映画では組んずほぐれつの格闘シーンもあり、なかなか元気に動いている。
しかし、彼が派手に動き回るシーンはもはやこれが最後ぐらいではなかったか。
その意味では老いてなおカッコイイ姿を見ることのできる貴重な映画。

キッドとその仲間と、マーフィー側やくざ集団との銃撃戦も迫力十分。
最後は、チザムの指揮のもと、牛の大集団が町の中をドドドドと駆け抜けて決着をつける。

CGなんかなかった時代の実写の迫力に圧倒される。

総天然色の色合いも、どこか懐かしさを感じさせてくれて、イイネ。