今年の夏はどこに行こうかと春の終わりぐらいから考えて、シルクロードを第一候補に上げて気に入ったコースを予約もしたが、旅行会社の都合で取りやめとなった。そんなとき、たまたま新聞の広告で目にしたのがコーカサス3カ国10日間のパックツアー。主催はクラブツーリズム。そういえばコーカサスだってシルクロードのひとつであり、値段も手ごろ、というので行くことに決めた。
コーカサスと聞いてどんなイメージが湧くだろうか。かつてフンザやビルカバンバと並ぶ世界三大長寿地域といわれたことかあったが、今はどうだろうか。カスピ海ヨーグルトもたしかあのあたりが発祥ではなかったか。あるいは、トルストイの小説に「カフカースのとりこ」というのがあった。いずれにしても、ほとんど知られていない(少なくとも日本人には)地域で、逆にそこに魅力を感じた。
そもそもコーカサスはアジアかヨーロッパかという問題もある。
コーカサスは5000m級の山々からなるコーカサス山脈を挟んで北コーカサスと南コーカサスに分かれ、北コーカサスはロシア連邦の一部であり、ヨーロッパ。では南コーカサスは?
外務省の担当部局は欧州局の「中央アジア・コーカサス室」となっており、サッカーは欧州サッカー連盟に所属し、オリンピックもヨーロッパオリンピック委員会に属しているからヨーロッパということなのだろうか。しかし、考古学とか学者の世界では南コーカサスは西アジアに分類されている。
すぐ南はイランやイラクであり、本来ならアジアに属するはずだが、長くソビエト連邦の一員であったためか西アジアや中東には含まれていないようだ。
コーカサスは5000m級の山々からなるコーカサス山脈を挟んで北コーカサスと南コーカサスに分かれ、北コーカサスはロシア連邦の一部であり、ヨーロッパ。では南コーカサスは?
外務省の担当部局は欧州局の「中央アジア・コーカサス室」となっており、サッカーは欧州サッカー連盟に所属し、オリンピックもヨーロッパオリンピック委員会に属しているからヨーロッパということなのだろうか。しかし、考古学とか学者の世界では南コーカサスは西アジアに分類されている。
すぐ南はイランやイラクであり、本来ならアジアに属するはずだが、長くソビエト連邦の一員であったためか西アジアや中東には含まれていないようだ。
コーカサスは東西文明の十字路ともいわれる。アジア文明とヨーロッパ文明、古代信仰とイスラム教、キリスト教とがここで対峙し、あるいは融合した地域であり、シルクロードを結ぶ交通の要衝でもあった。
峻険な山々で隔てられているからか、日本のわずか半分しかない面積の中に数十もの民族がひしめいていて、各国の文化もまた大きく異なっている。
峻険な山々で隔てられているからか、日本のわずか半分しかない面積の中に数十もの民族がひしめいていて、各国の文化もまた大きく異なっている。
そんなところに、一緒に行ったのは32人の旅の仲間たち。もちろん初対面だが、夫婦2人連れは数組で、多くが一人参加。それでも一人参加のうち男性はまったくの一人だが女性は気の合った2人連れというのが多かった。
しかもみなさん旅のモサ揃い。すでに80カ国を巡ったという人とか、年に4、5回は海外旅行に行っているというような人ばかりで、「もうほかに行くところがなくなってコーカサスを選んだ」という人もいた。
しかもみなさん旅のモサ揃い。すでに80カ国を巡ったという人とか、年に4、5回は海外旅行に行っているというような人ばかりで、「もうほかに行くところがなくなってコーカサスを選んだ」という人もいた。
コーカサス3国への直行便はなく、10日夜10時発のターキッシュエアラインズでまずは乗り継ぎ地であるトルコのイスタンブールへ。
機内食の味はまずまず。特にパンはアツアツでおいしかった。
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中継地のイスタンブールで乗り換え。
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アゼルバイジャンの首都バクー到着は翌11日(土)午後1時半すぎ。
空港はなかなか斬新なデザイン。石油で潤っているためかけっこうカネをかけている様子。
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バクー市内はこんな感じ。
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ホテル到着後、夕食まで時間があったのでホテル周辺を散策。
スーパーをのぞくと、野菜や果物が豊富に並んでいた。
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街を歩いていてビックリしたのは住宅のベランダやバルコニーが異常に張り出していること。地震でも起きたら大丈夫だろうかと心配してしまう。少しでも居住面積を広く使いたいという願望からだろうか。
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夕食は市内のレストランで。
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アゼルバイジャンに限らず、3カ国のレストランでの料理はサラダに始まってスープにメイン料理、デザートのフルコース。スープの味はどこでも薄味で野菜がたっぷり入っていておいしかった。チーズはどこもしょっからく、これで塩分を摂っているかのようだった。
まずはビールで乾杯。
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酒はワイン。
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サラダ。
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スープ。
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メインの料理は「ドルマ」とかいう地元の料理で、挽き肉をブドウの葉でまいたロールキャベツ風。これにヨーグルトをかけて食べる。
![イメージ 14](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828022425.jpg)
甘いデザート。
![イメージ 15](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828022428.jpg)
夕食のあと日没までまだ間があるというので、歩いて20分ほどのところにあるカスピ海まで散歩に出かける。夏の今ごろ日没は9時すぎであり、しかもアゼルバイジャンは夏時間なのでとくに一日が長い感じがする。
途中の公園で見つけた噴水。
![イメージ 16](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828022433.jpg)
カスピ海は世界最大の湖。海岸公園は涼を求める人々でいっぱいだったが、カップルはやっぱり少し離れたところで。
![イメージ 17](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828022438.jpg)
ギターを奏でる若者。
![イメージ 18](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828022442.jpg)
親子連れに写真を撮っていいかとたずねるとニッコリほほえんでくれた。
![イメージ 19](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190828/20190828022449.jpg)
こちらでも。お母さんが真ん中の女の子に帽子をかぶらせてハイチーズ。アゼルバイジャンの人々はみんなにこやかに笑ってくる。
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バクーのシンボルであるフレーム・タワー(炎をかたどった3つのビル)をのぞむ。
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かくて早くも2日目が終了。
機内食の味はまずまず。特にパンはアツアツでおいしかった。
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中継地のイスタンブールで乗り換え。
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アゼルバイジャンの首都バクー到着は翌11日(土)午後1時半すぎ。
空港はなかなか斬新なデザイン。石油で潤っているためかけっこうカネをかけている様子。
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バクー市内はこんな感じ。
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ホテル到着後、夕食まで時間があったのでホテル周辺を散策。
スーパーをのぞくと、野菜や果物が豊富に並んでいた。
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街を歩いていてビックリしたのは住宅のベランダやバルコニーが異常に張り出していること。地震でも起きたら大丈夫だろうかと心配してしまう。少しでも居住面積を広く使いたいという願望からだろうか。
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夕食は市内のレストランで。
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アゼルバイジャンに限らず、3カ国のレストランでの料理はサラダに始まってスープにメイン料理、デザートのフルコース。スープの味はどこでも薄味で野菜がたっぷり入っていておいしかった。チーズはどこもしょっからく、これで塩分を摂っているかのようだった。
まずはビールで乾杯。
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酒はワイン。
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サラダ。
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スープ。
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メインの料理は「ドルマ」とかいう地元の料理で、挽き肉をブドウの葉でまいたロールキャベツ風。これにヨーグルトをかけて食べる。
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甘いデザート。
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夕食のあと日没までまだ間があるというので、歩いて20分ほどのところにあるカスピ海まで散歩に出かける。夏の今ごろ日没は9時すぎであり、しかもアゼルバイジャンは夏時間なのでとくに一日が長い感じがする。
途中の公園で見つけた噴水。
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カスピ海は世界最大の湖。海岸公園は涼を求める人々でいっぱいだったが、カップルはやっぱり少し離れたところで。
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ギターを奏でる若者。
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親子連れに写真を撮っていいかとたずねるとニッコリほほえんでくれた。
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こちらでも。お母さんが真ん中の女の子に帽子をかぶらせてハイチーズ。アゼルバイジャンの人々はみんなにこやかに笑ってくる。
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バクーのシンボルであるフレーム・タワー(炎をかたどった3つのビル)をのぞむ。
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かくて早くも2日目が終了。