善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワインと『アパートの鍵貸します』

きのう飲んだ赤ワインはフランスの「シャトー・デ・ゼサール・ルージュ」。
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ほどよい酸味と渋みで、飲みやすい。
ブドウ品種はメルロ(70%)、カベルネ フラン(30%)。
産地はフランス南西地方、とあるが、ボルドーの近くだろうか。
調べてみたら、南西地方とはボルドーの東側からスペインとの国境、ピレネー山脈の麓に至る地域を指すらしい。

ワインを飲みながら観たのは昼間NHKBSでやっていたアメリカ映画『アパートの鍵貸します』。
原題は『The Apartment』といたってシンプル。してみると邦題はなかなかシャレてる。

1960年の作品で、監督はビリー・ワイルダー
出演はジャック・レモンシャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイ。
最後はハッピーで終わるラブ・コメディー。
昔の映画だから話がゆったり進むので、なかなか終わらない(たっぷり120分)。ただし、そのゆったりがワインには合う。
シャーリー・マクレーンの笑顔のかわいいこと!(この映画のとき26歳)
そういえば最近、『LIFE』という映画でおばあちゃんの彼女を観た。

出世の夢破れ、彼女にも去られたと思ったジャック・レモンが、テニスラケットに残った1本のスバゲッティをクルクルさせるシーン。人生の悲哀があのワンシーンに凝縮されていて、一瞬、チャプリンの映画が脳裏をよぎった。