善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

阿部勘と金魚と阿佐ケ谷・七夕まつり

阿佐ケ谷にある美人女将のいる居酒屋「燗酒屋」に行った話を友人にしたら、「ぜひ行きたい、連れてって~」というので、おととい再訪。

飲んだり食ったりしたが、冷や酒に変わったのがあった。
宮城の「阿部勘」という酒。
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こっちから見ると何ということはないが(ちなみにボンヤリ写っているのは美人女将)、ひっくり返すと、ラベルの裏に赤いものが・・・。こちらもぼやけてハッキリしないが、金魚が描かれてある。
夏純吟「金魚」というのだそうだ。
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「燗酒屋」を出てもう1軒ハシゴして、きょうから阿佐ケ谷の「七夕まつり」というので駅南側のパールセンター商店街に繰り出す。
酔っぱらっててほぼ記憶はないが、記録はチャントとった。
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ところで、8月なのになぜ七夕かというと、もともとは旧暦の7月7日が七夕だったはずだが、今では1カ月遅れの8月7日前後に七夕行事をやるところが多いようだ。

そういえば8月15日は終戦記念日であるとともに月遅れのお盆の中日でもある。
昔、子どものころ、8月15日は旧暦のお盆と思っていたが、旧暦のお盆は今年の場合、8月28日。8月15日は暦とはまるで関係なくて、新暦のお盆である7月15日の1カ月遅れのお盆にすぎない。
今、日本で旧暦のお盆(だけでなくほかの行事も旧暦)を実践しているところは沖縄ぐらいだろう。

それにしても何で月遅れのお盆なんてのがあるのか(七夕も月遅れ七夕だが)。

もともと旧暦の7月15日を中日とするお盆の行事は中国から伝わってきた。ところが明治になって新暦が採用されて、新暦の7月15日がお盆になった。したがって東京に住むわれわれなどは、子どものころからお盆といえば新暦の7月15日だった。
しかし、農村などでは新暦に馴染めず、なるべく旧暦の時期にあわせようと、1カ月遅れのお盆となったという(「季節感を重視した」という言いかたもできるかもしれないが)。

つまり今の日本には、新暦、旧暦、月遅れと、お盆が3つもあるというわけなのだが、ワタシ的には旧暦8月13日(新暦の9月25日)の中秋の名月のころに行う沖縄・石垣島の「とぅばらーま大会」に行きたいなー。