善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

アオサギの色

きょう13日は月遅れお盆の迎え火。
このところの猛暑と台風で公園まで行く気がしなかったが、きのう(12日)は曇り空で若干気温も低めというので出かけていく。

今年は例年以上にセミが多いのか、降るように鳴いている。蝉時雨とはこのこと。

下池のスイレン畑にアオサギが1羽。
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すぐそばにいるので近づいてじっくり観察。
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いつも疑問に思っていたが、アオサギといいながらちっとも体は(というか羽根は)青くない。多少、青黒っぽい箇所もあるにはあるが、全体的に灰色だ。

学名は「Ardea cinerea」。「灰色のサギ」という意味だとか。
それなのになぜ日本ではアオサギなのか?

帰ってすぐに『日本国語大辞典』(小学館)で調べると、青(あお)は本来、黒と白との中間の範囲を示す広い色名で、灰色も「アオ」といったらしい。
古くはシロ(顕)に対立する意味でアヲ(漠)という言葉があり、ほのかな光の感覚を示していたという。

古代人は色を光として感じていたのだろうか。

上池のフヨウは、いつも見事なのに剪定しすぎたのか、今年は貧弱に見える。
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公園のはずれで見たキバナコスモス。
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帰り道、近所の家のブドウが今年はたわわに房を連ねていた。
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