善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

マヤコフスキー事件

小笠原豊樹『マヤコフスキー事件』(河出書房新社)を読む。 マヤコフスキーといえば旧ソ連を代表する詩人の一人。20代のころ、マヤコフスキーとかフランスのアラゴンなんかの詩を読んだのを思い出す。 先ごろ第65回読売文学賞(評論・評伝賞)を受賞した本…

さよならケーキとふしぎなランプ

連休さなかの29日朝の善福寺公園はくもり。暑くもなく寒くもなく、いい心地。 カルガモはヒナを産んでないかと目を凝らすが、見当たらず。 帰り道、お寺で咲いていたオオデマリ。スイカズラ科の植物という。 それにしてもこのお寺のサツキは見事に剪定されて…

自由が丘・八雲・碑文谷・目黒本町散歩

このところさわやかな日々が続く。 27日の日曜日は天気がよさそうなので、ちょっと遠出して散歩しようと、選んだのが、東急東横線の自由が丘駅から目黒線の武蔵小山駅までを歩くコース。 10時ごろ、自由が丘駅から歩き始める。 頼りになるのはネットで検索し…

ツマキチョウ

上池の公園入口に咲いているフジがますます下に垂れ下がっていた。 フジ棚の下に行くと、何ともいえないいい香り。 甘い香りに誘われて、何匹ものハチが訪れていた。 どの花の蜜を吸おうかな~とホバリングしているところ。 フジの花のアップ。 タンポポに見…

村上海賊の娘

和田竜『村上海賊の娘』(新潮社)を読む。 つい最近、「本屋大賞」を受賞した話題の本だ。 戦国時代、顕如率いる一向宗(浄土真宗)の門徒集団と織田信長は10年に及ぶ戦いを繰り返していて、1576年(天正4年)の第一次木津川口の戦いにおける村上水軍の当主…

タケノコ尽くしのシアワセ

善福寺公園の春はますます進み、1週間ぶりに行ったら、上池入口のフジがいつの間にか咲いていた。 ライラックも紫色の花を咲かせていて、紫の二重奏。 きのうの日曜日は千葉県南房総市にある友人の別荘へ。 庭のタケノコがちょうど堀りごろ、食べごろだとい…

公園は春らんまん

土曜日(12日)朝の善福寺公園は春らんまん。 次々と新しい花が咲いている。 春になって以来、先週までに咲いた花の数を数えたら20を超えた。 きょうも新しい花。 まずはキショウブ。さすがにまだ早すぎるが、いつも一番早く咲くあたりでジッと目を凝らすと…

阿佐ケ谷 イズミル

きのうは友人夫婦と阿佐ヶ谷にある「イズミル」というトルコ料理の店へ。 イズミルはエーゲ海沿いにあるトルコの都市の名前。だいぶ昔、イスタンブールに旅行したことがあるが、あれはいつの日だったか。 トルコ料理といえば世界3大料理の1つ。その割には日…

キリンの斑(まだら)論争と寺田寅彦

松下貢編『キリンの斑(まだら)論争と寺田寅彦』(岩波科学ライブラリー) 今から約80年前の昭和8年(1933)、岩波書店発行の雑誌『科学』の誌上で、キリンの斑模様をめぐって論争が起こった。 ことの発端は、物理学者の平田森三が寄せた「キリンの斑模様に…

ニリンソウ(二輪草)

日曜朝の善福寺公園はうららか。 きょうは天気がよくないと予報でいってたが、そんなことはなくてあちこちで花見の場所取りをしていた。 われわれはきのうの午後、今年2回目の花見の宴。 下はきのうの下池の写真。 けさになって公園を歩くと、いろんな花が咲…

日本国憲法の世界史的意義─「比較のなかの改憲論」を読む

辻村みよ子『比較のなかの改憲論──日本国憲法の位置』(岩波新書)を読む。 筆者は明治大学教授で憲法学者。 「96条先行改正論」が強まった2013年3月末以来、筆者は「比較憲法」の専門家ということで多くの取材依頼を受けたという。質問のほとんどは「外国の…

シャドウ・ストーカー

ジェフリー・ディーヴァー『シャドウ・ストーカー』(池田真紀子訳、文藝春秋) 相手の行動から心理を読み取るワザを「キネシクス」というそうだが、そのエキスパートであるキャサリン・ダンス捜査官シリーズの1冊。去年の秋に出た本。 彼女は、休暇で訪れた…