善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

自由が丘・八雲・碑文谷・目黒本町散歩

このところさわやかな日々が続く。
27日の日曜日は天気がよさそうなので、ちょっと遠出して散歩しようと、選んだのが、東急東横線自由が丘駅から目黒線武蔵小山駅までを歩くコース。

10時ごろ、自由が丘駅から歩き始める。
頼りになるのはネットで検索して印刷した地図のみ。住居表示を確かめながら歩く。これがまるで街を探検しているようで楽しい。
まずは自由が丘駅からずーっと北上して行って、呑川緑道を右に行き、「すずめのお宿緑地公園」をめざす。
呑川緑道は昔、川があった上の暗渠にできた遊歩道。サクラの並木道になっている。花見の季節はけっこうにぎわっただろう。
イメージ 1

途中、「旭湯」という銭湯の前を通ったら、まだ朝なのでシャッターが下ろされていて、見事な富士山のペンキ絵が描かれている。あとで調べたら、数少なくなった銭湯ペンキ絵師・中島盛夫氏の作という。眼福。
イメージ 2

「すずめのお宿緑地公園」というかわいらしい名前の公園。かつてこのあたりはタケノコ栽培が盛んで、スズメがたくさん棲みついていたという。それで「スズメのお宿」の名前がついたんだという。公園内の竹林にはタケノコがニョキニョキ生えていて、今年は特に多いとか。
イメージ 3

園内には200何十年も前に建てられたという古民家が復元されていた。家の中を見せてもらったが、昼なお暗しという感じだった。
イメージ 4

「すずめのお宿緑地公園」を東に行くとサレジオ教会。なかなか立派な外観だ。
イメージ 5

正式名を「カソリック碑文谷教会」といって、サレジオ修道会が運営を託されているので通称・サレジオ教会。
美しい鐘塔を持つロマネスク様式の大聖堂は戦後の1954年の建立。江戸時代中期に来日した神父が持参した「江戸のサンタ・マリア」と呼ばれるキリシタン受難の歴史を伝える聖母絵が掲げられていたというが、現在はレプリカが飾られている。
サレジオ教会からは立会川の暗渠にできた緑道を東に行く。
途中、街路樹のトチノキの花が見事だった。
イメージ 6

立会川緑道。
イメージ 7

途中、円融寺というお寺に寄る。平安時代の仁寿3年(853)、慈覚大師による創建と伝えられる天台宗の古刹。
参道の左右にはウメの木が繁っている。
イメージ 8

「釈迦堂」は室町時代の建立で、国の重要文化財に指定されており、東京都区内最古の木造建築という。
イメージ 9

立会川緑道の終点からは北上し、目黒本町を通りすぎころには昼を過ぎている。
お客さんが次々に訪れるパン屋さんがあった。おいしそうなパンをいくつか購入。帰ってから食べることにする。
パン屋さんの名前は「ロラソ」。パリで修業した人がやっているというので人気のパン屋らしい。

散歩の終点はそば屋。
あらかじめ調べておいた「手打ち蕎麦 ちりん」という店。
都立小山台高校の裏手にあり、飲食店が並んでいる一角。
イメージ 10

中はL字型のカウンターのみで、カウンターの向こう側が厨房。たぶん以前は飲み屋かなんかだったに違いない。2階にも席があるらしく、2階は座敷かテーブル席なのだろう。スタッフは3人ほど。みんな若い男性。きびきびと働いている。
レトロな感じのガラス戸はすべて開け放たれていて、自然の風が心地よい。

まずは生ビール、つまみはまず、炙り厚揚げネギトロ。
イメージ 11

続いてマグロとアボカド。うっかりマグロが2品も続いてしまった。
イメージ 12

山菜の天ぷら。
イメージ 13

ビールのあとはお酒を冷やで。まずは「澤屋 まつもと」。京都・伏見の酒で、すっきり系で飲みやすい。次は「風の森」。こちらは奈良・御所市の酒。生酒のようで、乳酸菌の味がする。
イメージ 14

〆はセイロそば。けっこう歯ごたえがあって、ポキポキする感じ。今まで食べたそばとは違う味わい。
イメージ 15

いい気持ちになって店を出ると、5分ほどで武蔵小山駅。そのままご帰還となった次第。

本日の歩いた距離は5キロ半ほど。時間にして約2時間半。歩いた歩数は約1万8千歩。