善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

さよならケーキとふしぎなランプ

連休さなかの29日朝の善福寺公園はくもり。暑くもなく寒くもなく、いい心地。
カルガモはヒナを産んでないかと目を凝らすが、見当たらず。
帰り道、お寺で咲いていたオオデマリスイカズラ科の植物という。
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それにしてもこのお寺のサツキは見事に剪定されている。まるできれいに切り取ったケーキみたい。
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ケーキといえば、きのうの晩は仲間と吉祥寺「バウスシアター」で26日封切りの『さよならケーキとふしぎなランプ』を観る。たしかに、なかなか不思議な映画だった。
映画の舞台は吉祥寺の小さなカフェ。ケーキ職人の父親(梅垣義明)とけんかして家を飛び出してきたアキ(平田薫)は、ある偶然からこのカフェでマスター(堂島孝平)を手伝ってケーキをつくることになる。カフェには古びたランプがあって、夜、火を灯すと、決まって訪れる常連客がいた・・・。
監督は金井純一。

吉祥寺を舞台とした映画を製作・上映するプロジェクト「吉祥寺で映画を撮ろう!」の第4弾作品で、ほとんどのシーンを吉祥寺で撮影したという。

バウスシアターは5月の末で閉館となる。建物の老朽化のためというが、昔の3本立て映画を見たころの懐かしい雰囲気を残す映画館だけに、閉館は残念だ。

クロージングイベントの1つに「マーク・リボーによる無声映画ライブ」というのがあるが、ちょっと気になる。

映画がはねたあとは映画館近くの「旅人食堂」とかいう店へ。
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以前、バウスシアターで映画を観たあと、ここの1階にある沖縄料理の店でイッパイやったが、いつの間にか2階にはタイ料理の店ができていた。
店の人に聞くと、1階も2階も経営は同じという。

まずはオリオンビールで乾杯し、あとはタイ料理のオンパレード。
突き出しの「ピリ辛枝豆」。たしかに殻をしゃぶるとピリッとしている。
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パクチー入りの揚げ物
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エスニック風シュウマイ
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パクチーサラダ。もっと強烈かと思ったら、ここのパクチーは日本産なのだろう、上品な味でちょっと物足りない。
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ピータン豆腐
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鶏肉のガイヤーン
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飲み物はシークワーサーサワーにタイウイスキー、ほかにもいろいろ食べたが、忘れた。

店を出たのは午前0時近く。わが家への道を歩いていくと、ときならぬ行列ができている。こんな夜中に?と訝ったら、ドーナツを買うための行列だという。

ニューヨークのドーナツ店「ドーナッツプラント」とかいう店の吉祥寺店。
この店にはセントラルキッチンがあって、ここでつくったドーナツを各店舗に届ける仕組みになっていて、揚げ立てができるのが午前0時。それで、揚げ立て出来立てを食べたいという人が行列をつくって待っているんだとか。
ごくろうさん。

そんな行列を尻目に、いいコンコロ持ちのわれわれは、“放言高語”しながらわが家へと帰っていったのであった。