戦国時代、顕如率いる一向宗(浄土真宗)の門徒集団と織田信長は10年に及ぶ戦いを繰り返していて、1576年(天正4年)の第一次木津川口の戦いにおける村上水軍の当主、村上武吉の娘で当年20歳の景(きょう)の活躍を描いた物語。
何がよかったかというと、史実をかなり忠実に追っているところ。登場人物はすべて(門徒の農民は別だろうが)実在の人物であり、村上水軍の娘・景も本当にいたらしい。
だからこそフィクションは面白くなる。
特に延々と続く戦いのシーンは、まるで講談を聞くごとくで、手に汗を握る。
だからこそフィクションは面白くなる。
特に延々と続く戦いのシーンは、まるで講談を聞くごとくで、手に汗を握る。