善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

阿佐ケ谷 イズミル

きのうは友人夫婦と阿佐ヶ谷にある「イズミル」というトルコ料理の店へ。

イズミルエーゲ海沿いにあるトルコの都市の名前。だいぶ昔、イスタンブールに旅行したことがあるが、あれはいつの日だったか。
トルコ料理といえば世界3大料理の1つ。その割には日本でトルコ料理の店に行ったことはなかった。

店の所在地はJR阿佐ヶ谷駅北口すぐ。目の前のビルのエスカレーターを登っていくと飲食店がひしめいていて、中国、タイなど国際色豊か。その1つが「イズミル」。
入口に建国の父、ケマル・アタテュルクの写真が掲げてある。彼は政教分離を進め、おかげでトルコはイスラムの国なのにお酒が飲める。
おいしい酒を飲むためには料理もおいしくなる。その意味では今日のトルコ料理の父ともいえるかもしれない。

店内は縦に細長い作りで、長いカウンターの隣にテーブル席があり、カウンターの向こうが厨房のようだ。シェフ(美人の女性)、ウエイター、みなさんトルコ人っぽい。

まずはビールで乾杯。もちろんトルコビール。
エフェスピルスナー。写真右はザクロのジュース。
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次々とつまみを注文。
最初は「メゼ」とかいう前菜の盛り合わせ。ホウレン草とヨーグルトの和え物とかナスやひよこ豆のペーストとか、トルコ料理のエッセンスが詰まっている。いきなりイスタンブールに行った気分。
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メゼは「エキメキ」とかいうパンと一緒に食べる。
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羊飼いのサラダ。キュウリ、タマネギ、トマトをちょっと酸味のあるスパイスで和えたもの。さわやかでおいしい。
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このあたりからワインに突入。「Yakut」というトルコのワイン。
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以下は順不同。ドネル・ケバブ
牛の薄切り肉を何百枚も串に刺して大きな筒にし、炙り焼きしたもの。トルコ料理の定番中の定番。
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ラフマージュン
スパイシーなミートソースを塗った薄いピザみたいなもの(というかこちらのほうがピザの元祖)。れわれはそれだけを食べてしまったが、ほんとは添えられたトマトとルッコラを乗せてレモンを搾り、巻いて食べるのだとか。
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シガラ・ボレイ。数種類のチーズが入ったトルコ風春巻き。シガラの名は「葉巻のような形」からついたんだとか。
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ギュヌン・テンジェレ・イェメイ。「ギュヌン」は「本日」という意味で、「本日の煮込み料理」。これが日本人の口に合っておいしい。魚のストックでスープを作っている感じで、丸元淑生のレシピにこんなのがあったな。
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カリデス・ギュエチ。エビや野菜をトマトソースで和えたオーブン焼き。とろけたチーズとともに食べると、うまい。
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チキンのケバブ。こちらはくし刺し。
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ワインのおかわりは、たしかやっぱりトルコワイン。最後はトルコの地酒「ラク」をひとなめ。蒸留酒なのに白濁している。
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食後の飲み物はこれも定番のチャイ。
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デザート。
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どれもおいしく、ワインも進む。
気がついたら3時間もこの店で飲んだり食ったりしていた。
楽しいと時を忘れるというが、ほんとにそんなことがあるんだね。
4人で行って1人6000円ちょっと、なかなか割安の感があり、オススメの店。

イズミル
杉並区阿佐谷北2-13-2 パサージュ阿佐谷2F
電話 03-3310-4666
営業時間18時~24時
定休日 月曜・第3火曜