トルコの旅13日目の7月2日は前日に続きイスタンブール観光。
まず行ったのは地下宮殿。ビザンチン時代に建てられた地下の貯水施設だ。
オスマン時代には使われず、19世紀発見されたが、発見した人が宮殿と勘違いしてこの名がついたという。
まず行ったのは地下宮殿。ビザンチン時代に建てられた地下の貯水施設だ。
オスマン時代には使われず、19世紀発見されたが、発見した人が宮殿と勘違いしてこの名がついたという。
柱の下でメドゥーサの顔が逆さになっていた。
メドゥーサが横向きのもあった。
なぜこんなことをしたかというと、理由があってのことというより、単に高さ調節のためそのへんにあった石材を再利用したため、という説があるそうだが、真相は不明。
メドゥーサが横向きのもあった。
なぜこんなことをしたかというと、理由があってのことというより、単に高さ調節のためそのへんにあった石材を再利用したため、という説があるそうだが、真相は不明。
続いてトプカプ宮殿へ。
ここはイズニックの青いタイル装飾がすばらしい。
とにかくどの部屋を見ても出るのは溜め息。美しさに言葉はいらない。
ただ、イスラムのタイル装飾に特徴的な「青」についてはひとこと述べたい。
20年前、イスタンブールを旅したとき以来、とりこになったのが「青」の美しさだった。
なぜ青なのか。
青はイスラムの人々にとって聖なる色なのだという。青は空の色であり水の色であり、そこには無限の力、神秘の力の魅力が潜んでいるからかもしれない。
ここはイズニックの青いタイル装飾がすばらしい。
とにかくどの部屋を見ても出るのは溜め息。美しさに言葉はいらない。
ただ、イスラムのタイル装飾に特徴的な「青」についてはひとこと述べたい。
20年前、イスタンブールを旅したとき以来、とりこになったのが「青」の美しさだった。
なぜ青なのか。
青はイスラムの人々にとって聖なる色なのだという。青は空の色であり水の色であり、そこには無限の力、神秘の力の魅力が潜んでいるからかもしれない。
青の色として最も好まれたのはラピスラズリとトルコ石だろう。どちらも希少鉱物だからこれらの石でタイルをつくるというのは相当の財力が必要だったに違いない。
ことにラピスラズリは数千年の昔から工芸品などに使われていたが、かつてはその全てがアフガニスタンの山奥で採掘され、東西に流通していた。中世後期にはラピスラズリから「ウルトラマリン」という青色の顔料が精製され、数グラムで金貨1枚という高値で取引されていたんだとか。
フェルメールの「真珠の首飾りをした少女」は、このラピスラズリを精製したウルトラマリンが使われた。フェルメールもラピスラズリの青に魅せられた1人だったのだろう。
一方、日本でも青に魅せられた人がいて、広重や北斎などの浮世絵師、それに平賀源内などだったが、彼らはラピスラズリを知ってか知らずか、ラピスラズリではなくドイツ(当時はプロイセン)で発見された人工顔料プルシアン・ブルーを入手して、青の色を表現した。ベルリンの藍というのでベロ藍と呼ばれた。
日本で最初にベロ藍を用いたのは伊藤若冲といわれるが、若冲がベロ藍を使ったのは1回だけで、本格的に使い始めたのは秋田蘭画の画家たちが最初といわれる。
ラピスラズリの和名は瑠璃(るり)。ラピスはラテン語で「石」、ラズリはアラビア語で「群青の空の色」という意味だそうだ。
ことにラピスラズリは数千年の昔から工芸品などに使われていたが、かつてはその全てがアフガニスタンの山奥で採掘され、東西に流通していた。中世後期にはラピスラズリから「ウルトラマリン」という青色の顔料が精製され、数グラムで金貨1枚という高値で取引されていたんだとか。
フェルメールの「真珠の首飾りをした少女」は、このラピスラズリを精製したウルトラマリンが使われた。フェルメールもラピスラズリの青に魅せられた1人だったのだろう。
一方、日本でも青に魅せられた人がいて、広重や北斎などの浮世絵師、それに平賀源内などだったが、彼らはラピスラズリを知ってか知らずか、ラピスラズリではなくドイツ(当時はプロイセン)で発見された人工顔料プルシアン・ブルーを入手して、青の色を表現した。ベルリンの藍というのでベロ藍と呼ばれた。
日本で最初にベロ藍を用いたのは伊藤若冲といわれるが、若冲がベロ藍を使ったのは1回だけで、本格的に使い始めたのは秋田蘭画の画家たちが最初といわれる。
ラピスラズリの和名は瑠璃(るり)。ラピスはラテン語で「石」、ラズリはアラビア語で「群青の空の色」という意味だそうだ。
天井も美しい。
しかし、宝物館は修復中のため休館。再開時期は未定とのこと。
しかし、宝物館は修復中のため休館。再開時期は未定とのこと。
昼食はオリエント急行の終着駅であるシルケジ駅構内のレストランで。
食後は東西交易で栄えたイスタンブールの中で最大のバザール、グランドバザールへ。
まるで迷路のように入り組んでいて、4000以上の店でひしめき合っているという。
香辛料だけでこんなに種類がある。何てカラフル。
その後、自由行動となり、トラムに乗ってガラタ橋を経由して新市街に向かう。
イスティクラール通りは日本でいえば銀座や渋谷みたいな新市街きっての繁華街。
道の両側に欧風スタイルのビルが並び、レトロな電車がゆっくりゆっくり走っている。
ストリートミュージシャンのまわりに人だかりができていた。
いろんな国の人たちがみんな明るい表情で歩いている。
目だけを出して黒いスカーフで全身を包んでいる女性。ヒゲ面の若者。肌を露出した女の子。その中を歩く日本人が私。
フト久保田早紀の「異邦人」のメロディーが浮かんだ。
食後は東西交易で栄えたイスタンブールの中で最大のバザール、グランドバザールへ。
まるで迷路のように入り組んでいて、4000以上の店でひしめき合っているという。
香辛料だけでこんなに種類がある。何てカラフル。
その後、自由行動となり、トラムに乗ってガラタ橋を経由して新市街に向かう。
イスティクラール通りは日本でいえば銀座や渋谷みたいな新市街きっての繁華街。
道の両側に欧風スタイルのビルが並び、レトロな電車がゆっくりゆっくり走っている。
ストリートミュージシャンのまわりに人だかりができていた。
いろんな国の人たちがみんな明るい表情で歩いている。
目だけを出して黒いスカーフで全身を包んでいる女性。ヒゲ面の若者。肌を露出した女の子。その中を歩く日本人が私。
フト久保田早紀の「異邦人」のメロディーが浮かんだ。
自由行動だったので夕食は好きなところで食べようと、イスティクラール通りの裏にあるネイハネ(居酒屋)街へ。
ここは魚市場の近くなのでシーフードの店が軒を連ねている。
魚屋だろうか、魚を並べている店があったので立ち止まると、「ここで売ってる魚を向かいの居酒屋で調理して食べさせてくれるよ」という。
それならというので、生カキに伊勢エビみたいなエビ、それにイワシをチョイス。
テラス席に座ってまずはビール、続いて白ワイン。
前菜はアンチョビとタコ。
生カキ。小ぶりだけど新鮮でおいしい。
イワシをオリーブ油かなんかで焼いたもの。これがメチャうまい!
エビもグー。
飲んで食べたあとはふたたびイスティクラール通りをそぞろ歩く。
夜の9時近いのにますますにぎわっている。
地下鉄に乗ってホテルに帰還。午後9時試合開始のワールドカップ日本対ベルギー戦をテレビ観戦する。
ここは魚市場の近くなのでシーフードの店が軒を連ねている。
魚屋だろうか、魚を並べている店があったので立ち止まると、「ここで売ってる魚を向かいの居酒屋で調理して食べさせてくれるよ」という。
それならというので、生カキに伊勢エビみたいなエビ、それにイワシをチョイス。
テラス席に座ってまずはビール、続いて白ワイン。
前菜はアンチョビとタコ。
生カキ。小ぶりだけど新鮮でおいしい。
イワシをオリーブ油かなんかで焼いたもの。これがメチャうまい!
エビもグー。
飲んで食べたあとはふたたびイスティクラール通りをそぞろ歩く。
夜の9時近いのにますますにぎわっている。
地下鉄に乗ってホテルに帰還。午後9時試合開始のワールドカップ日本対ベルギー戦をテレビ観戦する。