トルコの旅14日目の7月3日の続き。
イスタンブールにある考古学博物館には装飾タイル博物館も併設されていて、美しいタイルや陶器と対面できる。
イスラム教は偶像を禁じているから、宗教施設には人物像などは存在しない。
かわりにといっては何だが、モスクなどの壁に描かれているのはアラビア文字のカリグラフィーとか、幾何学模様、植物模様などで、特に目立つのが植物模様だ。
カリグラフィーには神の言葉が記されているのだからわかるとして、なぜ植物なのか。
たしかに花や葉は見ても美しいからそれをデザイン化するのは納得がいくが、それだけではないような気がする。
植物に囲まれた生活は、イスラムの人にとって楽園にいる気分になるからではないだろうか。植物は目で見て楽しむだけではなく、生きていく上で欠かせない食生活においても必須のものだからだ。
かわりにといっては何だが、モスクなどの壁に描かれているのはアラビア文字のカリグラフィーとか、幾何学模様、植物模様などで、特に目立つのが植物模様だ。
カリグラフィーには神の言葉が記されているのだからわかるとして、なぜ植物なのか。
たしかに花や葉は見ても美しいからそれをデザイン化するのは納得がいくが、それだけではないような気がする。
植物に囲まれた生活は、イスラムの人にとって楽園にいる気分になるからではないだろうか。植物は目で見て楽しむだけではなく、生きていく上で欠かせない食生活においても必須のものだからだ。
今回の旅で、15日間、朝昼晩の食事でおいしかったのが野菜だった。多くがビュッフェ形式の食事だったが、フェンネルとか何種類ものハーブ系の葉っぱや、トマト、キュウリ、ナス、ズッキーニ、青トウガラシなどなどや、やはり何種類にも味付けされたオリーブの実など、どこに行っても新鮮な野菜が豊富で、山盛りの野菜を食べた。
スープも野菜や豆のスープが毎回出た。
スープも野菜や豆のスープが毎回出た。
イスラムの地と聞くとまわりは熱帯の砂漠で野菜なんかとれないだろうと思うかもしれないが、とんでもない話で、市場へ行っても色とりどりの野菜が並んでいる。
そもそも植物の発祥地は熱帯地方であり、人々は植物から栄養をとってきた。寒い地域にいくほど植物は少なくなり、植物の代用として栄養源としたのが動物の肉だった。
植物に囲まれた生活こそ、幸せな楽園の暮らしなのだ。だからイスラムの人々はまわりに植物を描き、より抽象化させて芸術に昇華させた。
それがヨーロッパに伝わり「アラベスク(アラビア風の)」となったのだろう。
そもそも植物の発祥地は熱帯地方であり、人々は植物から栄養をとってきた。寒い地域にいくほど植物は少なくなり、植物の代用として栄養源としたのが動物の肉だった。
植物に囲まれた生活こそ、幸せな楽園の暮らしなのだ。だからイスラムの人々はまわりに植物を描き、より抽象化させて芸術に昇華させた。
それがヨーロッパに伝わり「アラベスク(アラビア風の)」となったのだろう。
青のタイル。かなり古そうだ。
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不思議な模様の絵皿。
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羽を広げたクジャクだろうか。
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深い青の壁タイル。
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![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190827/20190827233807.jpg)
花を描いた絵皿。
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壺に描かれたアラビア文字。
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唐草模様。
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細かい装飾が施されている。
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魚の絵皿。イスラムの人は魚も好きだったろう。
![イメージ 10](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190827/20190827233840.jpg)
博物館を堪能したあとは、ホテルに帰って再び団体行動。
チャーター船に乗ってボスポラス海峡クルーズ。
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不思議な模様の絵皿。
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羽を広げたクジャクだろうか。
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深い青の壁タイル。
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花を描いた絵皿。
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壺に描かれたアラビア文字。
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唐草模様。
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細かい装飾が施されている。
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魚の絵皿。イスラムの人は魚も好きだったろう。
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博物館を堪能したあとは、ホテルに帰って再び団体行動。
チャーター船に乗ってボスポラス海峡クルーズ。
アジア側とヨーロッパ側をつなぐ橋をくぐる。
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エジプシャンバザールを散歩。
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エジプシャンバザールで売られていたカラスミ。
![イメージ 13](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190827/20190827233718.jpg)
カラスミとはボラの卵巣を塩漬けして、塩抜きしたあと天日干しして乾燥させたもの。酒、特に日本酒のつまみにピッタリだが、実はトルコはカラスミの産地でもある。
というか地中海の各国でカラスミはつくられているようだ。
こちらのカラスミが日本のカラスミと違うのは、外側を蜜蝋でコーティングしていて、食べるときには蜜蝋をはがして食べる。
蜜蝋とはミツバチが巣を作るために体内から分泌するロウ成分のこと。抗菌性、防腐性に優れているため食品の保存に適しているし、食べても安全。
ヨーロッパではその昔、ロウソクとして蜜蝋が用いられたし、フランスの焼き菓子カヌレは型に蜜蝋を塗って焼き上げる。
ワインの発祥地ジョージアでは、もともとワインをつくる過程でクヴェヴリと呼ばれる地中に埋めた大きなカメの内側を蜜蝋でコーティングし、その中にワインを入れて発酵・熟成させていた。保存性があるとともに味にもプラスだといっていて、今も蜜蝋でコーティングしてつくったワインがつくられていて、ジョージアに行ったとき飲んだがおいしかった!
トルコのカラスミも保存のため蜜蝋でコーティングしているが、こうすると半年ぐらい持つし、食べるときは日本のように火であぶらなくても、そのままで食べておいしいという。
![イメージ 11](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190827/20190827233708.jpg)
エジプシャンバザールを散歩。
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エジプシャンバザールで売られていたカラスミ。
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カラスミとはボラの卵巣を塩漬けして、塩抜きしたあと天日干しして乾燥させたもの。酒、特に日本酒のつまみにピッタリだが、実はトルコはカラスミの産地でもある。
というか地中海の各国でカラスミはつくられているようだ。
こちらのカラスミが日本のカラスミと違うのは、外側を蜜蝋でコーティングしていて、食べるときには蜜蝋をはがして食べる。
蜜蝋とはミツバチが巣を作るために体内から分泌するロウ成分のこと。抗菌性、防腐性に優れているため食品の保存に適しているし、食べても安全。
ヨーロッパではその昔、ロウソクとして蜜蝋が用いられたし、フランスの焼き菓子カヌレは型に蜜蝋を塗って焼き上げる。
ワインの発祥地ジョージアでは、もともとワインをつくる過程でクヴェヴリと呼ばれる地中に埋めた大きなカメの内側を蜜蝋でコーティングし、その中にワインを入れて発酵・熟成させていた。保存性があるとともに味にもプラスだといっていて、今も蜜蝋でコーティングしてつくったワインがつくられていて、ジョージアに行ったとき飲んだがおいしかった!
トルコのカラスミも保存のため蜜蝋でコーティングしているが、こうすると半年ぐらい持つし、食べるときは日本のように火であぶらなくても、そのままで食べておいしいという。
カラフルでおいしそう?なオリーブ石けん。まるでチーズか羊羹みたい。
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きのうに続きイスティクラール通りを歩く。
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歩いた先にあったのがガラタ塔。
ケバブを焼く煙がすごい。
![イメージ 18](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190827/20190827233745.jpg)
夕食後、イスタンブール空港着。
トルコ出国は深夜なので空港でしばらく待機。
夕食で食べたイスタンブールのレディダイアナとかいうホテルにあるレストランのスパゲッティがあまりにもまずく(旅行中の食事は団体旅行の割にはそこそこおいしく、すべて完食したが、ここのスパゲッティだけはまずくて2口、3口でやめた)、おなかが空いたのでイタリアンの店でビールとピザを注文。
![イメージ 19](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190827/20190827233749.jpg)
そしたらちょうどテレビでワールドカップのコロンビア対イングランド戦を中継していて、大盛り上がり。テレビの前はコロンビアを応援する人が多いようだったが、イングランドが先取点を取って、コロンビアが追いつき、同点のまま延長戦でも決着がつかず、ついにはPK戦。最後はPK戦でイングランドが勝つと、イギリス人らしい若い旅行者がガッツポーズでひとこと叫んで、テレビから離れて行った。
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きのうに続きイスティクラール通りを歩く。
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歩いた先にあったのがガラタ塔。
ケバブを焼く煙がすごい。
![イメージ 18](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190827/20190827233745.jpg)
夕食後、イスタンブール空港着。
トルコ出国は深夜なので空港でしばらく待機。
夕食で食べたイスタンブールのレディダイアナとかいうホテルにあるレストランのスパゲッティがあまりにもまずく(旅行中の食事は団体旅行の割にはそこそこおいしく、すべて完食したが、ここのスパゲッティだけはまずくて2口、3口でやめた)、おなかが空いたのでイタリアンの店でビールとピザを注文。
![イメージ 19](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macchi105/20190827/20190827233749.jpg)
そしたらちょうどテレビでワールドカップのコロンビア対イングランド戦を中継していて、大盛り上がり。テレビの前はコロンビアを応援する人が多いようだったが、イングランドが先取点を取って、コロンビアが追いつき、同点のまま延長戦でも決着がつかず、ついにはPK戦。最後はPK戦でイングランドが勝つと、イギリス人らしい若い旅行者がガッツポーズでひとこと叫んで、テレビから離れて行った。
成田には翌日の4日午後7時ごろ到着し、無事帰宅。
ご愛読ありがとうございました。
(おわり)
ご愛読ありがとうございました。
(おわり)