善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アルネ・ダール 靄(もや)の旋律

アルネ・ダール『靄(もや)の旋律―国家刑事警察特別捜査班』(集英社文庫、訳・ヘレンハルメ美穂) このところなぜか北欧のミステリーをよく読んでいるが、これもスウェーデンの警察小説。 ストックホルム郊外のフディンゲ警察の警部補ポール・イェルムは、…

横浜美術館 ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家

きのう24日(日)は横浜みなとみらいにある横浜美術館へ。 3月24日まで開催中の『ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家』展を観る。 今年はロバート・キャパ生誕100年だそうだ。それを記念する展覧会だが、そもそもロバート・キャパというのは架空の…

渡辺保・高泉淳子 昭和演劇大全集

渡辺保・高泉淳子『昭和演劇大全集』(平凡社)を読む。 渡辺保の『明治演劇史』を読んでいたら『昭和演劇史』も書いていると知り、手に取った次第。こちらは高泉淳子との対談集なので読みやすかった。 本書は、2007年3月から09年3月まで、NHKBSで放送した新…

日本の民家一九五五年 二川幸夫・建築写真の原点

きのう(16日)は東京・パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「日本の民家一九五五年 二川幸夫・建築写真の原点」展をみにいく。 すばらしいの一言だった。これまでも日本の民家の写真は見たことがあるが、こんなに感動したことはなかった。それは、二川の…

西荻窪 たべごと屋のらぼう

きのう(13日)の夜は前から行きたかった西荻窪の「たべごと屋 のらぼう」に行く。 「野菜を中心としたごはん屋さん」という感じの店らしいが、お酒も飲ませてくれる。 けっこう人気らしく、2、3日前に電話で予約したら何とか席がとれた。 西荻窪駅北口から歩…

国立劇場 2月文楽公演

国立劇場で「2月文楽公演」を観る。 1月は大阪公演だから、東京では今年初めての文楽公演。観たのは午後2時半からの第2部(5時半終演)で、演目は次の通り。ちなみに第1部は「摂州合邦辻」、第3部は「妹背山女庭訓」。 「小鍛冶(こかじ)」 稲荷明神 竹本千…

サザンカとツバキの違い

3連休3日目、11日朝の善福寺公園は快晴。空気は冷たいが、風はない。 きのうは1日テレビ三昧。こんなにテレビを観たことはない。 午前11時半からNHKBSで市川団十郎をしのぶ番組。 午後3時からはやはり市川団十郎をしのんで『勧進帳』と『暫』の昔の舞台映像…

千田稔 地名の巨人・吉田東伍

千田稔『地名の巨人 吉田東伍-大日本地名辞書の誕生-』(角川書店)を読む。 著者は歴史地理学の第一人者。平成15年に出版された古い本。 何で今ごろ読む気になったかというと、最近読んだ渡辺保の『明治演劇史』にこの本が紹介されていた。 吉田東伍といえば…

渡辺保 明治演劇史

渡辺保『明治演劇史』(講談社)を読む。 今、日本の歌舞伎批評界でもっともマトを射た、ときに辛辣な批評をしている渡辺氏の著というので手に取る。ちなみに氏のウェブサイトに毎月掲載される歌舞伎劇評はときどき読んでいる。 500ページ近い大著で、重くて…

ウメ咲く

このところの陽気のよさに誘われてか、立春の日の2月4日、善福寺公園のウメが開花。 薄い色をしているがコウバイ。 こちらはハクバイ。 去年は2月18日に1輪だけ咲いたのを確認しているから、それよりはかなり早い。 ロウバイは咲くのが遅かったが・・・。 ボー…

トム・クルーズ アウトロー

節分の日のきのう、市川団十郎死去のニュース。 江戸歌舞伎といえば荒事芸。その宗家である団十郎の死。歌舞伎界にとって大損失だ。 白血病とたたかっていた団十郎は、同じ病気の人を励ます活動もしていて、全国骨髄バンク推進連絡協議会の会長もつとめてい…

ロウバイの知恵(つづき)

節分の2月3日、善福寺公園の朝は快晴。 ただし、きのうとはうって変わって北風が強い。 先日、ロウバイは1つの花に雌しべと雄しべがある両性花だが、近親勾配を避けるため時間差・空間差でお互いが交わらないようにして、鳥や虫の媒介で他家受粉するような仕…

くいもんや す多ち

こないだ正月と思っていたら早くも2月。2日の土曜日は曇り。 気温は朝から高く、本日の東京の最低気温はナント12・5℃。しかもこれは午前0時12分の観測で、午前8時57分には15・4℃。 それでも善福寺池の風はちょっぴり冷たかった。 きのうは友人たちと銀座でイ…