善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

#絵画

ブリューゲル「バベルの塔」展

上野の東京都美術館で開催中の「バベルの塔」展を見る。 感想を一口でいえば、スゴイ!衝撃的!だった。 展覧会の正式名称は「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―」(7月2日まで)。 16世紀のフ…

ミュシャのスラヴ叙事詩

国立新美術館(東京・六本木)で開催中の「ミュシャ展」(6月5日まで)を観る。 月曜日の午前中に行ったが、降りしきる雨の中、チケット売り場は長蛇の列。 同じ建物で草間弥生展も開かれているから、きっとそっちが人気なのだろうと会場に入ると、ミュシャ…

シャセリオー展

上野の国立西洋美術館で開催中の「シャセリオー展」を観る。 シャセリオーは19世紀のフランスの画家。11歳でアングルに認められて弟子になり、16歳でサロンに初出品。以後、アングルの優美な線描の芸術を受け継ぎつつも、ロマン主義芸術への傾倒から独自の道…

国立新美術館 ダリ展

六本木の国立新美術館で開催中の「ダリ展」を見に行く(12月12日まで)。 スペインに生まれたサルバドール・ダリ(1904年-89年)は20世紀美術を代表する一人。 1929年、ということは彼が24、5歳のとき彗星のようにパリの美術界に登場し、シュルレアリスムを…

ルノワール展の2つの作品

きのうは六本木の国立新美術館で開催中の「ルノワール展」へ。 すいてる時間をねらい午前中の10時半ごろ行ったが、女性を中心にけっこうにぎわっていた。 中年の方が多かったが、夏休みなのか若い女性も目立った。 世界でも有数のルノワール・コレクションを…

ポンピドゥー・センター傑作展

東京・上野の東京都美術館で開催中の「ポンピドゥー・センター傑作展― ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―」を見に行く。 金曜日の午前中。 動物園前の公園の周辺はけっこうにぎわっている。 展覧会場は平日の日中とあって中年のご婦人方が多か…

萩尾望都SF原画展

土曜日あさの善福寺公園は薄曇り。気温は高そうだがすごしやすい。 上池のフジ棚にフジが咲いていた。 あたりに甘いいい匂いが漂っている。 コデマリにテントウムシがとまっていた。 本日は上池を半分だけ見て吉祥寺へ。 11時ごろ吉祥寺に着くと結構にぎわっ…

安田靫彦展

土曜日は竹橋の東京国立近代美術館で23日に始まったばかりの安田靫彦(ゆきひこ)展を観る。(5月15日まで) 歴史画の大家といわれる人。戦前、戦中、戦後と描き続けた人だが、絵というものはその時代その時代の空気と密接に結びついているのだなとしみじみ…

ラファエル前派展

東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」を見る。(会期は3月6日まで) 19世紀中ごろ、マンネリ化していたロイヤル・アカデミーに反旗を翻し、イギリスの若い画家たちが新しい絵画の運動を…

村上隆の五百羅漢図展

東京・六本木の森美術館で開かれている「村上隆の五百羅漢図展」(来年3月6日まで)を見る。 日本国内では14年ぶりとなる村上の大規模個展で、全作品が日本初公開という。 目玉は、絵画史上最大級という高さ3メートル、全長100メートルに及ぶ「五百羅漢図」…

菱田春草展の「落葉」

金曜日は午後、竹橋にある東京国立近代美術館で開催中の「菱田春草展」に行く(会期は11月3日まで)。 前から「落葉」(「おちば」と読む。重要文化財、永青文庫蔵)を見たくて見たくて、ようやく実現した。 菱田春草は明治期に活躍した日本画家。岡倉天心の…

バルテュス展 光へのこだわり

東京都美術館で開催中の『バルテュス展』を観る。 都美術館に行ったのは何年ぶりだろう。 最近は美術展というと六本木の新美術館に行くことが多かったから、上野に絵を見に行くのも久しぶりだった(日本画とか仏像を観るため国立東京博物館はたまに行くが) …

モローとルオー展

きのうはパナソニック汐留ミュージアムで「モローとルオー 聖なるものの継承と変容」展を観る。 フランス象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー(1826-1898)と、彼の愛弟子でのちに20世紀最大の宗教画家と呼ばれるようになるジョルジュ・ルオー(1871-1958)…

佐藤志乃 「朦朧」の時代

佐藤志乃『「朦朧」の時代──大観、春草らと近代日本画の成立』(人文書院)を読む。 朦朧体とは、明治の後半、横山大観や菱田春草らがはじめた新しい絵画の試みであり、これにより日本画の流れは大きく変わり、本書によれば、朦朧体の登場は近代日本美術史上…

五島美術館 近代の日本画展

日曜日朝の善福寺公園は曇り。風あり。 上池の木の上から「チョットコイ」の鳴き声。コジュケイかな? きのう土曜日は午前中、世田谷区上野毛にある「五島美術館」へ。 6月16日まで「近代の日本画展」を開催中。 東急の創設者である五島慶太氏の美術コレクシ…

中ザワヒデキ展 脳で視るアート

クリスマスイブの24日朝の善福寺公園は晴れ。 公園を途中までめぐって、そのまま吉祥寺へ。 武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の「中ザワヒデキ展 脳で視るアート」を観る。 同展は12月8日(土)から来年2月17日(日)まで。 何しろ入館料100円(小学生以下と65…

岩波新書 カラー版 北斎

図書館の新刊コーナーをのぞくと、ときどきおもしろそうな本が並ぶ。先日みつけたのが岩波新書の『カラー版 北斎』(大久保純一著)と『江戸時代の医学 名医たちの三〇〇年』(青木歳幸著、吉川弘文館)。借りて読む。 『カラー版 北斎』は図版が美しくてま…

ゴッホ展 「サン=レミの療養院の庭」

きのうは広尾と神谷町で仕事があり、その間が2時間あいた。 それならと途中の六本木でおりて国立新美術館をのぞいたら「ゴッホ展」が開催中だった。 日本人はゴッホが好きだというが、なるほど平日の午後というのに人が多い。土日はもっと混雑して、絵を見る…

ワンコインで草間彌生展

きのうは買い物のついでに武蔵野市立吉祥寺美術館(昔の伊勢丹、今のFFビル7階)で開かれている「草間彌生展 ワタシというナニモノかへの問い」を観る。 ちなみに会期は11月7日まで。何たって入館料100円は安い! 吉祥寺のど真ん中、しかもたった100円のワ…