今回は、同館所蔵の近代日本画コレクションから、橋本雅邦、横山大観、川合玉堂、下村観山など、明治から昭和にかけての近代日本を代表する日本画家の作品約40点が展示されている(ほかに宇野雪村コレクションの硯、墨などの文房具も同時公開)。
印象に残った作品をいくつか。
小川芋銭「夕風」
色使い、線の使い方、一目見て「ゴッホだ!」と思った。とても似ている感じ。
帰って調べたら、芋銭は1868年(慶応4)生まれで1938年(昭和13)没。ゴッホは1853年~1890年。ゴッホのほうが年上で早死にしてしまったがほぼ同時代の人。
この作品が描かれたのは1924年(大正13)で、ゴッホの没後34年がたっている。多少の影響は受けたかもしれない。
色使い、線の使い方、一目見て「ゴッホだ!」と思った。とても似ている感じ。
帰って調べたら、芋銭は1868年(慶応4)生まれで1938年(昭和13)没。ゴッホは1853年~1890年。ゴッホのほうが年上で早死にしてしまったがほぼ同時代の人。
この作品が描かれたのは1924年(大正13)で、ゴッホの没後34年がたっている。多少の影響は受けたかもしれない。
菱田春草「蓬莱の図」
春草は今、いちばん好きな日本画家。
蓬莱とは古代中国で仙人が棲むとされた仙境のことで、要するにユートピア。東の海上にあるとされ、沖縄のニライカナイと似ている。
春草は蓬莱の絵を何枚か描いているようで、この作品もその1つ。
朦朧体の極致のような絵。松の揺らぎが絶妙。
春草は今、いちばん好きな日本画家。
蓬莱とは古代中国で仙人が棲むとされた仙境のことで、要するにユートピア。東の海上にあるとされ、沖縄のニライカナイと似ている。
春草は蓬莱の絵を何枚か描いているようで、この作品もその1つ。
朦朧体の極致のような絵。松の揺らぎが絶妙。
上村松園「上臈の図」
上臈とは官位の高い女性、高貴な女性のことをいうらしいが、その上臈のポートレート。美しい!
上村松園は女性の目を通して美人画を描いた人。「序の舞い」は有名で重文にも指定されているが、この絵もすばらしい。いつまでも見続けていたい。
上臈とは官位の高い女性、高貴な女性のことをいうらしいが、その上臈のポートレート。美しい!
上村松園は女性の目を通して美人画を描いた人。「序の舞い」は有名で重文にも指定されているが、この絵もすばらしい。いつまでも見続けていたい。