水曜日朝の善福寺公園は晴れ。このところ涼しかったが、けさはムシムシする。
上池では、けさもカワセミのオス。
ブンジ(B2)くんかな。
下池にまわると、メスのサクラらしいカワセミが、ずーっと同じところにとまっていた。
大木にまとわりつくようにツルがからまっていて、咲いているのはクズ(葛)の花だった。
下から上向きに、まるでオリンピックの聖火ランナーが持つトーチみたいに立派な花。
マメ科クズ属のツル性の多年草で、木々をツルで覆ってしまうほどの生命力を持つという。
万葉の昔からの秋の七草の1つ。ほかに、オミナエシ(女郎花)、ススキ(尾花)、キキョウ(桔梗)、ナデシコ(瞿麦、撫子)、フジバカマ(藤袴)、ハギ(萩)。
古来、根に含まれるデンプンを葛粉にしたり、根を乾燥させて生薬(葛根湯)にしたりして利用してきた。
クズの名前の由来は、かつて大和国(現・奈良県)の国栖(くず)というところが葛粉の産地で、都まで売りにきていて、産地の名がそのまま和名の由来になったのだとか。
フヨウの葉の上に黒い斑紋と黄色いラインのある緑色のイモムシ。
フタトガリコヤガ(双尖小夜蛾)の幼虫のようだ。
黒い斑紋は幼虫が成長するとハートマークに見えるのだが、おやおや?
この幼虫はハートブレイクになっている。
おとといコサギが並んでいた杭の上に、けさはダイサギが1羽でとまっていた。
同じシラサギでもダイサギとコサギでは大きさも違うし、コサギの脚の指が黄色いのに対してダイサギの脚の指は黄色くないので、遠くからでもわかる。