月曜日朝の善福寺公園は快晴。木陰を歩くと心地よい風が吹く。
上池では、けさもコサギとカワウが並んでとまっている。
そのうちお気に入りの場所をめぐって争いに発展。
コサギVSカワウというより、コサギ同士、カワウ同士でも小競り合いをしていた。
上池から下池へ向かっていると、イネ科の植物に小さなカメムシ。
緑色の体に茶色の翅を持つ細長いカメムシ、クモヘリカメムシ(蜘蛛縁亀虫)のようだ。
イネ科の植物を好んで吸汁するので農家にとっては水田の害虫とされている。
そばではツバメシジミが翅を休めていた。
翅の後ろの先端に尻尾のような突起があるのが特徴。2つの斑紋が目玉、突起を触角に見せて、天敵にそこを頭と錯覚させて本物の頭を守ろうとしているらしいのがよくわかる。
下池をめぐっていると、サクラちゃんらしいメスのカワセミ。
あとで聞いたら、ほかにも2羽のカワセミがやってきて近くに集まっていたという。
朝のごあいさつか、威嚇行動か。
池のほとりのイトトンボ。
ジッとしているのでそーっと近づくと、体の割に大きな複眼まで緑色だった。
善福寺公園近くの区立公園の花壇には、久しぶりに見るピンクの小さなガ。
アメリカピンクノメイガだ。
その名の通り北米原産で、アメリカからやってきたピンク色のノメイガ。
日本にやってきたのはそんなに古いわけではなく、2019年に岐阜県で初確認。同じ年に滋賀県で2例目が見つかっているが、実はその時点ですでに全国に広がっていて、今や東京でもよく見られるようになっているらしい。
幼虫の食草はサルビアの仲間などで、公園の花壇でも人気の花だから、それでよく見るようになったのかもしれない。