木曜日朝の善福寺公園は曇り。夜半にものすごい雨が振ったようで、その余韻が残っている。少し肌寒いほど。
上池では、遠くにカワセミの幼鳥が2羽とまっているのが見える。
1羽が枝の上で何かをくわえている。魚じゃない。虫だろうか。
まだ自分ではダイブして魚を捕らえられないので、練習しているところか?
もう1羽もまだ暗い感じの色合い。
下池を1周してふたたび上池に戻ると、カワセミのお父さんらしいのがちょうど魚をゲットしたところ。なかなか大物だ。
どうするかと思ったら、魚の頭を上にするプレゼントポーズ。
すぐに飛び去っていって、子どもたちがいるところへ。
遠くてはっきりしないが、左端が親で、右の幼鳥に獲ったばかりのエサを与えてるところ。
エサをもらった幼鳥は大喜びでエサをくわえて去っていき、残った2羽ガ「ボクにもおくれ~」とせがんでいる。
親は知らんぷり?
幼鳥の1羽がこっちに飛んできて、近くにとまった。
オスのようだ。
口元あたりにはまだ産毛らしいのがたくさん生えている。
さかんに「ピッ、ピッ」小さな声で鳴いている。
「エサおくれ」と親に訴えているのだろう。
やがて、親の近くに飛んで行った。
親は少しずつ場所を移動しながらエサを探しているようなのだが、幼鳥はあとを追いながらピッピとうるさい。
親が飛び去ると、ちびっこもあとを追っていった。
下池ではアオサギが首を伸ばしてエサをねらっていた。
ちいちゃなマミジロハエトリグモのメスが葉っぱの上にいた。
オスは目の上が白い眉毛のようになっていて、眉白が訛ってマミジロと呼ばれるようになったといわれる。
一方のメスは目の下の方が白くなっている。
近づくと葉っぱの裏に逃げていった。
タマムシのような虹色の輝きのある虫。
コガネムシかと思ったらハムシの仲間で、アカガネサルハムシのようだ。
上翅(背中の硬い部分)が赤銅色をしていて、それ以外はメタリックグリーンに輝いている。
とても美しいハムシだが、成虫はブドウやエビヅル、トサミズキなどの葉を食害するという。
シジミチョウが翅を広げていた。
ヤマトシジミのオスのようだ。
ヤマトシジミは、羽化する時期によって春型と秋型の低温期型、夏型の高温期型に分けられる。
オスの場合、春型と秋型のオスは少し光沢のある空色の部分が広くて縁の黒い部分は細い。
夏型では光沢のある青色になり、縁の黒い部分は広くなるという。
なるほど、するとこれは夏型。日差しがあればもっと青色が美しいだろう。