金曜日朝の善福寺公園は曇り。直前まで小雨が降ってたようだが、何とかやんでくれている。
上池のカワセミの幼鳥は、きのうまで4羽かと思っていたら、どうやら5羽いるらしい。
善福寺池のカワセミウオッチャーによると、6羽が並んでとまっているところを写真に撮った人がいて、1羽は親のようだったが、残りは幼鳥で、そのうち1羽はメスのようだったという。
また、親は交尾もしていて、どうやら次の子どもを産む気配だともいう。
けさはどうかと探してみると、まず2羽の幼鳥を確認。
別の幼鳥。まだあどけない感じ。
ここにも、枝の陰で羽をバタバタさせていた。
少し離れたところにいたのは親のようだ。しかもメスだ。
子どもたちはジッとしていたが、親は飛び去っていった。エサとりを始めたのかもしれない。
葉っぱに小枝の切れっ端がひっかかっている。
近づいてみても木片にしか見えない。
先っちょをよーく見て、ようやくガだというのがわかる。
ツマキシャチホコガだ。
どうみたって木片か、小枝の切れっ端にしか見えない。
頭の方をじっくり観察すると、脚で葉っぱにつかまり、目もあるのがわかる。
小枝の切れっ端に擬態しているガ。こうなるともはや芸術品だ。
しかも何と、このツマキシャチホコは交尾の最中だった。
2匹がお尻でつながっていて、逆さになってるのはメスだろうか。
これだって2匹のガには見えず、やっぱり木片だ。
ぐっと近づいても逃げていかない。
交尾の最中でそれどころじゃないというのもあるかもしれないが、心のそこから木片に擬態しているみたいで、安心しきっているのか。
危険を察知しても飛んで逃げたりせずに、ポトリと落ちるのだそうで、どこまでも木片になりきっている。
しかし、交尾の最中なのでそっとしておこう。
ツルツルの街灯の支柱に黄色っぽいガがとまっている。
きれいだなーと上からも見る。脚をいっぱいに伸ばしてとまっている姿がかわいい。
ところが、帰って調べたらどうやらチャドクガの成虫のようだ。ドヒャーッ。
幼虫は毒針を持っていて危険極まりないが(先日、集団でいるところを見た)、成虫も同じ。チャドクガは卵から幼虫、蛹、成虫と一生を通じて毒針毛と呼ばれる微細な毒針を持っていて、刺されたりしたら大変だそうだ。
ただし、成虫による被害例は少ないというが、どっちにしても触らなくてよかったー。