善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「スリー・ビルボード」

イタリア・ピエモンテの赤ワイン「バルベラ・ダルバ(BARBERA DALBA)2015」
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ピエモンテで100年以上続く老舗ワイナリー・プルノットが手がけるワイン。
バルベラはピエモンテ州を代表するブドウ品種の1つ。ピエモンテ州のブドウ作付面積の35%を占めるポピュラーな品種という。
中でもアルバという地域のバルベラは上質とされ、「バルベラ・ダルバ」を名乗ることを許されているんだとか。

フルーティーで柔らかな味わい。
おいしいワイン。

ワインの友で見たのはきのうは冬季オリンピックだったが、昼間、新宿の「TOHOシネマズ」で見たのはアメリカ映画「スリー・ビルボード
アメリカでは去年、日本で今年公開された映画で、本年度のアカデミー賞に6部門でノミネートされている。
監督マーティン・マクドナー、出演フランシス・マクドーマンドウディ・ハレルソンサム・ロックウェルジョン・ホークスピーター・ディンクレイジほか。

ミズーリ州のさびれた道路の3枚の広告看板にメッセージを出したのは、7カ月前に何者かに娘を殺された母親のミルドレッド。犯人は一向に捕まらず、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。署長を敬愛する部下や町の人々に脅されても、一歩も引かないミルドレッド。その日を境に、次々と不穏な事件が起こり始め、やがて思いもかけない、誰もが想像できないドラマが始まる──。

11時20分からの第1回上映だったが、客席は完売。新宿ゆえか若い人が多い。

SFXもない、ド派手なアクションもないが作品世界の中にグイグイと引き込まれた。
登場人物はほとんど小さなコミュニティーで生きている人たち。
憎しみ合い、争っていても、最後にはみんなが実は善人で、心にさまざまな葛藤を抱えていたことがわかる。憎しみのかたまりのようにみえても、許し合うことを知っている。
重いテーマなのにかかわらず意外とさわやかな幕切れの、ある意味、不思議な映画だった。