イタリア・ピエモンテの赤ワイン「バルベラ・ダルバ(BARBERA D’ALBA)2019」
(写真はこのあとメインの肉料理)
ワイナリーのプルノットはピエモンテで100年以上続く老舗。1989年にフィレンツェの名門ワイナリー・アンティノリが経営を引き継ぎ、伝統的製法を守りつつ新たなワイン造りにチャレンジしているのだとか。
ブドウ品種はバルベラ。ピエモンテを代表するブドウ品種だそうで、ピエモンテ州のブドウ作付面積の35%を占めるポピュラーなブドウ品種。特にアルバ地域のバルベラは上質とされ、「バルベラ・ダルバD.O.C.」という呼称を名乗ることを許されている。
渋みが優しく飲みやすいワイン。
ワインの友で観たのはNHKBSの年越し映画マラソンで元日に放送されていたアメリカ映画「踊る大紐育」。
1949年の作品。原題は「ON THE TOWN」。
監督ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン、音楽レナード・バーンスタイン、ロジャー・イーデンス、出演ジーン・ケリー、フランク・シナトラ、ジュールス・マンシン、アン・ミラーほか。
海軍の水兵3人がニューヨークで24時間の上陸許可を与えられる。3人はそれぞれ素敵な女性とニューヨークの街に惚れ込み、短い滞在期間の間に冒険を繰り広げる、というストーリー。ブロードウェイの大ヒット作を映画化したミュージカルで、バーンスタイン作曲の「ニューヨーク、ニューヨーク」が有名。
主演のジーン・ケリーがスタンリー・ドーネンとともに監督をつとめ、振り付けも手がけている。
物語自体は他愛ない話だが、当時のニューヨークの様子がよくわかり、記録的意味でも興味深かった。
撮影はスタジオでも行われているが、アメリカ自然史博物館とかブルックリン橋、ロックフェラーセンターなどでのロケも行われたようだ。その意味で、物語とともにニューヨークの市内観光も楽しめる映画。
しかし、何といっても圧巻はジーン・ケリーのタップダンス。相手役をつとめたヴェラ=エレンとのダイナミックで躍動的なダンスに、ただうっとりするばかり。
ただし、共演したフランク・シナトラらの顔を立てるためか、ジーン・ケリーのダンスが少なかったのは少し残念。
人類学者役のアン・ミラーの華麗なタップもステキだった。