善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「テキサスの五人の仲間」

イタリア・ピエモンテの赤ワイン「ドルチェット・ダルバ(DOLCETTO D`ALBA)2018」f:id:macchi105:20200327075347j:plain

ワイナリーのプルノットは、ピエモンテ州で1923年からバローロバルバレスコを中心にワインづくりを行っている老舗。

ドルチェット・ダルバは、ピエモンテ州ランゲ地方の中心都市であるアルバに流れるタナロ川右岸の、石灰岩と粘土が混じった土壌から生み出されるドルチェットを100%使用。果実味が豊かで酸味も控えめというので気軽に飲めるワインとして人気だとか。

 

ワインの友で観たのはNHKBSで放送していたアメリカ映画「テキサスの五人の仲間」。

1966年の西部劇。ただし銃の撃ち合いはなく、カードゲームのポーカーを中心に話が進んでいく。

原題は「A BIG HAND FOR THE LITTLE LADY」

ポーカーの映画で「A BIG HAND」だから、日本語に訳せば「小さな貴婦人の大きな手」といった意味か。

 

監督フィルダー・クック、出演ヘンリー・フォンダジョアン・ウッドワード、ジェイソン・ロバーズ、バージェス・メレディス、チャールズ・ビックフォード、ケヴィン・マッカーシーほか。

 

毎年一度、テキサスあたりの金持ち連中5人が集まって、ポーカーの大勝負が行われる。娘の結婚式を中断して駆けつけてきた牧場主とか、裁判の途中で被告をほっぽり出してやってきた弁護士など、いずれもギャンブル好きの面々。 そこへ、小さな農場を始めようと旅の途中のメレディスヘンリー・フォンダ)とマリー(ジョアン・ウッドワード)の夫婦が小さな男の子を連れてやってくる。実はメレディスは大のポーカー好き。どころかギャンブル依存症みたいな男で、最初は見るだけといっていたのに妻のマリーが鍛冶屋に行ってるすきにゲームに加わる。ところが勝負運のない男なのか、負け続けていって、ついには農場を始める資金はもちろん有り金を全部つぎ込んでしまう。いよいよ最後の勝負というときに大きな手がやってきた(らしい)のだが、突如襲った心臓発作で倒れてしまう。そこへマリーが戻ってきて・・・。

 

ヘンリー・フォンダ主演なのに、ギャンベル依存症でポーカーは弱くて、おまけに心臓発作で倒れてしまってと何て情けない役、と半ば同情しながら見ていたら、後半に痛快な大どんでん返しが待ち構えていた。

これぞポーカーの醍醐味、といえるような映画だった。

 

途中まで見ていて、「テキサスの五人の仲間」とはヘンリー・フォンダをこてんぱんにしてしまう大金持ち5人かと思っていたら、実は、まるで違う5人だった。

その意味では邦題もなかなかイカしている。