イタリア・ピエモンテの赤ワイン「ドルチェット・ダルバ・マンドルロ2020」
ピエモンテ州ランゲの家族経営ワイナリー、エルヴィオ・コーニョの赤ワイン。
ちなみにこのあたりのブドウ畑の美しい景観は世界遺産になっている。
ピエモンテの土着品種ドルチェット100%。
ドルチェットは早熟なブドウ品種で果実味が豊か。味わいは、酸が少なく、タンニンが多いのが特徴という。うーん、たしかにそんな味が・・・。
写真中央の白くて丸いのはイタリアのフレッシュチーズburrata(ブラータ)。イタリアから空輸されたばかりで、いつもすぐ売り切れちゃうが、運よく買えた。商品名はle favolose del Parco。「すばらしい」という意味だとか。
名前の通り、すばらしくおいしくてたくさん食べたので、メインの牛ステーキはパス。それくらい満足度の高いチーズだった。
ワインの友で観たのは、民放のBSで放送していた韓国映画「無垢なる証人」。
2019年の作品。
監督イ・ハン、出演チョン・ウソン、キム・ヒャンギ、イ・ギュヒョン、チャン・ヨンナム、ヨム・ヘランほか。
久々に観た泣ける映画。
長い間、庶民の味方として信念を貫いてきた人権派弁護士のスノ(チョン・ウソン)。しかし、父親がパーキンソン病を患っている上に友人の保証人になって借金を抱えてしまい、今の給料ではとても生活できないと悟ったスノは、理想を捨てて、大企業の利益優先で知られる大手の弁護士事務所に入ることにした。
さっそくスノにある殺人事件の被告を弁護する仕事が回ってきた。亡くなったのは80歳の老人で、その家で働く家政婦の女性が殺人の罪で起訴されていた。事件の唯一の証拠となるのは、犯行の様子を向かいの家から見ていた目撃者の証言だが、その目撃者とは、15歳の自閉症の高校生ジウ(キム・ヒャンギ)だった。
スノは、自閉症の少女の証言能力の無さを利用しようと、ジウを法廷に立たせる作戦に出て、ジウと親しくなろうと何度も自宅に訪ねていく。
ジウには不安障害や強迫障害のような症状があるため、話を聞くのは容易ではない。ところが、何度も接触を試みていくうち、彼女のひたむきな純粋さとともに、驚異的な記憶力や視力、聴力といった卓越した才能に気づくようになる。
そして、スノは知るのだった。普通と違うというのは、決して劣っているということではないのだ、と。
ついでにその前に観た映画。
2013年の作品。
監督ドゥニ・ビルヌーブ、出演ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、ポール・ダノ、メリッサ・レオほか。
感謝祭のパーティーのさなか、ケラー(ヒュー・ジャックマン)と隣家の2人の幼い娘が失踪する。ロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)は目撃証言から容疑者アレックス(ポール・ダノ)を拘束、取り調べるが、証拠不十分で釈放する。事件につながる証拠を見つけられない上、アレックスのIQは10歳程度と推定され、同居する伯母ホリー(メリッサ・レオ)の手助けなしでは自分の名前も書けない彼に、高度な犯罪を実行する能力はないと結論付けられたからだ。
しかし、納得がいかないのがケラー。直感からアレックスこそ犯人に違いないと確信。自らの手で娘を助け出すため、彼を誘拐・監禁し、激しい暴力を使って口を割らせようとする。娘を思うあまりの“暴走”の行方は・・・?
映画の冒頭、「天にましますわれらの父よ・・・我らの罪を赦したまえ」とキリスト教の「主の祈り」が流れる中、感謝祭のために父親と息子が野生のシカを射殺するところから物語がはじまる。その後のあちこちに聖書の言葉が出てきて、かなりキリスト教的な匂いのするサスペンス映画だった。
題名の「Prisoners」というのも「囚人」の意味で、やはり何らかの教訓がそこに込められているのだろうか。
民放のBSで放送していたアメリカ映画「ベスト・フレンズ・ウェディング」
1997年の作品。
元カレを奪われて嫉妬に燃えるジュリア・ロバーツが、あれやこれや嫌がらせをして元カレの愛を取り戻そうとする物語。
その後、年を重ねて「白雪姫と鏡の女王」で悪女役をすることになったジュリア・ロバーツだが、このころから悪女っぷりがサマになっていた。
ジュリア・ロバーツも、元カレの婚約者役のキャメロン・ディアスも、若い。このときジュリア・ロバーツ30歳、キャメロン・ディアス25歳。