月曜日朝の善福寺公園は快晴。風はなく、さわやか。
けさのカワセミは上池2羽。
1羽はメスのようだ。
離れた場所にいるもう1羽は、遠いし向こうむいてるのでよく分からない。
しかし、いつも近くまできてくれる下池のカワセミは、けさは姿を見なかった。
いつも初夏のころに咲くヤマボウシが二度咲きしていた。
そういえば今年はキンモクセイも二度咲きしている。
掲示板の裏側にカマキリが潜んでいた。
たぶん杉の板かなんかなので、カマキリにとってはとまりやすい樹木なのに違いない。
おなかが広がっていて翅に白い斑点があるから、ハラビロカマキリだろう。
上からのぞくと、前脚に立派なトゲトゲ。
「何か用?」とでもいってるみたい。
メスのジョロウグモが灰色と黄色の美しい縞模様になっていた。
ジョロウグモはおなかと背中では模様が違い、これは背中側。
今ごろの時期、メスはオスと交接(交尾)すると1~2週間ぐらいでおなかがふくらんでくる。メスの背中の模様は脱皮することで変化していき、産卵前の最終脱皮で縞模様に変わるという。
卵をたくさん持ったメスは、おなかを大きくして、そして美しいクモになる。
池の上を1羽のアオサギが優雅に飛んでいた。
1羽がとまっているあたりに、羽を広げて近づいていく。
やっぱりやめよう、と思ったのか、旋回して向きを変えて別の方向に飛んでいった。
カルガモなんかは飛ぶときは首をのばして飛ぶが、サギの仲間は長い首をS字に縮めて飛んでいく。
同じように首の長いツルの仲間も首をのばして飛ぶが、そうしたほかの種と違って、サギの仲間は体に対して首が長い傾向にあるため、重心が前になりすぎないように首を曲げ、縮めて飛んでいるといわれる。
首が短くても頭が大きいのはやっぱり首を縮めて飛ぶそうだから、「重心」が大事のようだ。