善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

産卵前は美しくなる

月曜日朝の善福寺公園は快晴。風はなく、さわやか。

 

けさのカワセミは上池2羽。

1羽はメスのようだ。f:id:macchi105:20211011085725j:plain

離れた場所にいるもう1羽は、遠いし向こうむいてるのでよく分からない。f:id:macchi105:20211011085747j:plain

しかし、いつも近くまできてくれる下池のカワセミは、けさは姿を見なかった。

 

いつも初夏のころに咲くヤマボウシが二度咲きしていた。f:id:macchi105:20211011085810j:plain

そういえば今年はキンモクセイも二度咲きしている。

 

掲示板の裏側にカマキリが潜んでいた。f:id:macchi105:20211011085836j:plain

たぶん杉の板かなんかなので、カマキリにとってはとまりやすい樹木なのに違いない。

おなかが広がっていて翅に白い斑点があるから、ハラビロカマキリだろう。

上からのぞくと、前脚に立派なトゲトゲ。f:id:macchi105:20211011085903j:plain

「何か用?」とでもいってるみたい。

 

メスのジョロウグモが灰色と黄色の美しい縞模様になっていた。f:id:macchi105:20211011085933j:plain

ジョロウグモはおなかと背中では模様が違い、これは背中側。

今ごろの時期、メスはオスと交接(交尾)すると1~2週間ぐらいでおなかがふくらんでくる。メスの背中の模様は脱皮することで変化していき、産卵前の最終脱皮で縞模様に変わるという。

卵をたくさん持ったメスは、おなかを大きくして、そして美しいクモになる。

 

池の上を1羽のアオサギが優雅に飛んでいた。

1羽がとまっているあたりに、羽を広げて近づいていく。f:id:macchi105:20211011090011j:plain

やっぱりやめよう、と思ったのか、旋回して向きを変えて別の方向に飛んでいった。f:id:macchi105:20211011090037j:plain

カルガモなんかは飛ぶときは首をのばして飛ぶが、サギの仲間は長い首をS字に縮めて飛んでいく。

同じように首の長いツルの仲間も首をのばして飛ぶが、そうしたほかの種と違って、サギの仲間は体に対して首が長い傾向にあるため、重心が前になりすぎないように首を曲げ、縮めて飛んでいるといわれる。

首が短くても頭が大きいのはやっぱり首を縮めて飛ぶそうだから、「重心」が大事のようだ。