木曜日朝の善福寺公園は曇り。暑くもなく寒くもない、ちょうどいい気温。
公園に行く途中、アオゲラの声がするので目を凝らすと、木をのぼっていくところだった。
見晴らしのいいあたりでキョロキョロしている。
どこへ行こうかと思案しているのだろうか。
頭のてっぺんが赤いのがよくわかる。
しばらくキョロキョロしていて、やがて公園方向に飛んでいった。
公園では、ハナセンナ(カッシア)が咲き出した。
別名「アンデスの乙女」。
ブラジル、アルゼンチン原産の常緑低木で、昭和初期に渡来し、暖地で観賞用に植えられているという。
けさのカワセミは、上池に2羽、下池にも2羽。
まずは上池の1羽。メスのようだ。
水浴び直後で身繕い中。
離れた場所にいるのは若造クンだろうか。
下池にまわると、久々にオスのカワセミ。
なかなか凛々しい。
池をめぐっていると今度はメスのカワセミ。
向こうむきでこっちを向いている。
まー、よく首のまわること。
うわさではつい最近、公園デビューしたばかりの幼鳥がいるらしいが。
繁殖期はとうにすぎたと思ったら・・・。
上池に戻って、きのう交接(交尾)していたジョロウグモを探すが、姿が見えない。
産卵場所を探しに行ったのか?
別のジョロウグモのメスがいて、離れたところに何と3匹のオスがスキを狙っている。
きのうのジョロウグモがいたあたりには緑色のクモ。
サツマノミダマシだろうかと近づくと、サササッとすばやく逃げて行く。
サッサと逃げて行って、葉っぱの陰というか、葉っぱでつくった筒の中に隠れてしまった。
うむ、上手に隠れている。
ふだんはここに隠れていて、獲物がやってきたら出てくるのだろうか。
よくみると、葉っぱを上手に曲げてそこに細かく網を張っていて、筒のようになっている。
サツマノミダマシがこんな“隠れ家”を持っているのか?と帰って調べたら、アオオニグモとかビジョオニグモはこうした“隠れ家”を作るらしい。
その作り方はというと、まず枠糸の一本を葉に結びつけて、葉っぱをほどよく曲げから自分の体がすんなり入るスペースを確保して糸でかがるという。これで自分の住居の完成。緑色のおなかが緑の葉っぱと同じ色になるので、保護色となって“隠れ家”にピッタリというわけだ。
お見事!というほかはない。