水曜日朝の善福寺公園は快晴。強い風もなくさわやか。
けさは上池で3羽のカワセミ。
池のほとり近くにはお父さんだろうか、オスのカワセミ。
いなくなったんでじゃなくてちゃんといた。
少し離れたところにいたカワセミはメスのようだ。
池をめぐっていると、若造のカワセミ。
下池にまわると、けさも至近距離にメスのカワセミ。
散歩中の人々が大喜びでスマホを向けている。
けさもシジュウカラやエナガ、コゲラの群れが頭の上を移動していく。
エナガはすばしっこくてすぐに梢から梢へ。
比較的じっくりエサをついばむのがシジュウカラ。
2羽が仲よくしていた。
池のほとりのコブシの実が熟して赤い種が出てきていた。
上池に戻ると、ジョロウグモが交接中だった。
体の大きいメスがミツバチをつかまえていて、「チャンスだ!」とばかり体の小さいオスが上から覆いかぶさっている。
クモの場合、交尾とはいわず交接という。
オスの頭部には触角のような2つの突起があり、触肢という。そこに事前に精子を収納しておいて、メスの腹部にある生殖器に挿入する。
それで交尾ではなく交接というのだが、普通の状態だと、食欲旺盛なメスは動くものにすぐ反応して同じクモであっても食べてしまうため、オスはなかなか接近できない。
チャンスは、メスが獲物を捕らえてムシャムシャ食べているとき。そっちに神経がいってるすきをねらって「これ幸い」と交接して精子を送り込む。
うまくっいたのか、コトが終わってすばやく逃げていくオス。
交接をすませると、メスはだいたい4日目ぐらいから卵を産むようになるという。精子はメスのお腹に蓄えられて、何回かに分けて産卵を繰り返すという。
日が昇ってきて、陽光のもとでシオカラトンボが翅を休めていた。