善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

秋は恋の始まりの季節?

月曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。はじめ涼しかったが、日が差すに連れてムシムシ。はじめは秋の虫が鳴き、やがてセミの声がにぎやかに。

 

シマシマ模様のクモ、コガネグモの仲間だろうか。

クモの脚は8本なのに4本にしか見えないのは、脚を2本ずつまとめてX字のような姿勢でいるかららしい。

 

下池をめぐっていると、鳴き声がして、近くにカワセミのメスらしいのがとまった。

まだ全体に幼い感じ。今年生まれた若いカワセミのようだ。

移動しながらエサをねらっている。

すると別のほうからもカワセミの姿。

こちらはオスだろうか?

やがて2羽が至近距離でごあいさつ?

と思ったらすぐに別れてしまった。

その後も、メスは去っていった相手を追いかけるでもなくエサ探しに余念がない。

それにしてもいずれも若いカワセミのようで、秋は出会いの季節。

恋の始まりかな?

 

久々にスイレン畑にアオサギの姿。

 

カメムシの仲間、アオバハゴロモが行列をつくっていた。

 

下池を1周して上池に向かっていると、先日、ゴマダラチョウが羽化した木にまたもやゴマダラチョウのサナギを発見。

サナギだけでなく幼虫もいたが、ナントその幼虫をカマキリがねらっている。

まるでボクサーのファイティングポーズのように、鎌を胸のところに引き寄せて、飛びかかるチャンスをねらっているようだ。

果たして幼虫の運命は?

散歩を続けたのでわからない。

 

上池をめぐっていると、トンボが交尾中。

上がオスのシオカラで、頭を抑えつけられているのがメスのムギワラトンボ。

 

カワセミのオスのブンジ(B2)くんだろうか。

彼にもH子ちゃんという彼女がいるはずなんだが。

 

アゲハチョウがしきりに翅をパタパタさせながら飛んだり地面に下りたりを繰り返している。

クロアゲハのようだが、細くて長い口吻を伸ばしていたから、吸水でもしているのだろうか。

 

花の蜜を吸いにやってきていたセセリチョウが、ジョロウグモに捕まっていた。

 

地面をセミの翅がひとりでに動いている?

よく見たら1匹のアリがエッチラオッチラ運んでいるところだった。

セミの翅にも栄養があるのか、それとも巣の材料にでもするのだろうか。

生きものは死んでもすべて食べ尽くされるか利用され尽くす。それが自然の姿なのだろう。