善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「海底二万哩」

アメリカ・カリフォルニアの赤ワイン「ピノ・ノワール・ソノマ(PINOT NOIR SONOMA)2014」
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生産者のラ・クレマは、1979年に創設されたワイナリー。
アメリカの有名ワイン誌ワイン・エンスージアスト誌の選ぶ「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した実績をもつ実力派で、1993年からはカリフォルニアを代表するビッグカンパニー、ケンダル・ジャクソンの傘下でソノマ・コーストの冷涼な気候「クール・クライメット」を活かしたワイン造りを追及している、という。

「クール・クライメット」とは要するに冷涼な気候という意味だろうが、気候温暖な地域より、冷涼な地域でつくられたワインの方が風味が濃いという現象があり、これを「クール・クライメット・パラドクス」というんだそうだ。

それはともかく、とにかくおいしいワインだった。

ワインの友で観たのは昼間NHKBSでやっていたアメリカ・ディズニー映画「海底二万哩」。
1954年の作品。しかもカラー映画。
監督リチャード・フライシャー、出演はカーク・ダグラス、ジェームズ・メイソン、ポール・ルーカスピーター・ローレほか。
フランスの小説家ジュール・ヴェルヌの古典SFを映画化したもの。
 
19世紀半ば、世界各地の海で謎の怪物による沈没事故が続発していた。
米政府が送り出した調査船の目の前に現れた怪物の正体とは、戦争を憎むネモ船長が操る万能潜水艦ノーチラス号だった……。

当時ディズニーはアニメばっかりつくっていたと思ったら、こんな実写版もつくっていた。
特撮技術がなかなかすばらしく、海底の様子なんてとても美しい。
巨大イカとの戦いのシーンは迫力満点だった。
ノーチラス号のデザインもいい。
若いころのカーク・ダグラスのやんちゃな感じもステキだった。

60年も前にこんな完成度の高い撮影技術があったなんて、驚きだった。
大画面で観たい映画だった。