善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「左きゝの拳銃」

イタリアの赤ワイン「アルパ・キャンティ(ARPA CHIANTI)2015」
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イタリアの老舗ブランドであるサルヴァトーレ・フェラガモがトスカーナ州で手がけるワイナリー、イル・ポッロのワイン。
サンジョベーゼ100%。

ほかに最近飲んだワインも。

友人から「鹿児島にもワインがある」というので送ってもらったワイン。
「NAGASAWA プティ・シラー」という赤ワイン。
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鹿児島が薩摩と呼ばれた時代、1865年(慶應元年)に薩摩藩第一次英国留学生としてイギリスに渡った長澤鼎という人物がいる。当時13歳。留学生として一緒に行ったのは森有礼五代友厚ら。
ところが、ほかの者が帰国する中、一人、長澤だけは帰らず、アメリカへ移住。カリフォルニアでブドウ栽培とワインの醸造に乗り出し、ついには“カリフォルニアの蒲萄王”と呼ばれるまでに成功する。

長澤の偉業をたたえるべく、鹿児島の山形屋オリジナルとして発売されたのが「ナガサワワイン」。
カリフォルニアの老舗ワイナリー、パルドウィッチワイン・セラーズと提携してつくられたもの。
白ワインもあり、こちらはシャルドネだったが、おいしかったデス。

チリの赤ワイン「モンテス・リミテッド・セレクション・カベルネ・カルメネール(MONTES LIMITED SELECTION CABERNET CARMENERE)2015」
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カベルネ・ソーヴィニヨン70%、それにチリを代表する品種カルメネール30%のワイン。

ワインの友で見たのはNHKBSで放送していた「左きゝの拳銃」。
1958年のアメリカ映画。
監督アーサー・ペン、出演はポール・ニューマンビリー・ザ・キッド)、ジョン・デナー(パット・ギャレット)、リタ・ミラン(セルサ)ほか。

21人を殺して21歳にして死んだといわれる西部開拓史上名高い無法者ビリー・ザ・キッドの物語。それも、かなりリアルに描こうとしている。ニューシネマの前兆のような映画。
監督のアーサー・ペンはこれが監督デビュー作。その後、『奇跡の人』(1962年)、アメリカン・ニューシネマの代表作『俺たちに明日はない』(1967年)、『小さな巨人』(1970年)などを監督している。

ビリーの本名はウイリアム。ウイリアムの短縮形がビリーなんだそうだ。
友人であり保安官だったパット・ギャレットがビリーを射殺したのも史実通りだという。

ほかに最近見た映画(いずれもNHKBSより録画)。
アフリカの女王」(1951年のアメリカ・イギリス合作の映画)
ジョン・ヒューストン監督。
出演はハンフリー・ボガートキャサリン・ヘプバーンの豪華キャスト。


「黄金」(1948年のアメリカ映画)
ジョン・ヒューストン監督。
出演はハンフリー・ボガートウォルター・ヒューストンジョン・ヒューストン監督の父親)。
二枚目のハンフリー・ボガートがめずらしく汚れ役をやっている。
と思ったら、もともと彼は1930年代はギャング映画の敵役を多く演じていたが、40歳をすぎて「マルタの鷹」や「カサブランカ」などに出演してハードボイルド・スターの地位を確立したという。何でもできる役者だったのだろう。

「ミスター・ノーボディ」(1973年のイタリア、フランス、西ドイツ合作映画)
トニーノ・ヴァレリ監督。
出演はヘンリー・フォンダ、テレンス・ヒル
監督はセルジオ・レオーネの愛弟子。音楽は当然、エンニオ・モリコーネマカロニ・ウェスタン・ブームの末期につくられ、“最後のマカロニ・ウェスタン”と呼ばれる作品。

ヘンリー・フォンダは引退を決意した老練なガンマン役。しかし、ウデは少しも衰えておらず150人のワイルド・バンチを1人で倒す離れ業など、ひたすらカッコイイ。
しかし、まさかヘンリー・フォンダがマカロニ・ウエスタンに出ていたとは知らなかったナー。