水曜日朝の善福寺公園は快晴。きのう1日降った雨も上がり、初夏の陽気だが、朝は比較的涼しい。
上池をめぐっていると、カワセミの声がして飛んでいる姿は見えたが、その後、どこへ行ったか?
けさのカワセミは忙しそう。
小鳥の群れがやってきて、目と鼻の先にシジュウカラ。
メジロもやってきていた。
池のほとりでゲンノショウコが群生していて、黒い実の先がヤリか鉾のように突き立っている。
実がはじけるころになると変わった形になるので、楽しみ。
昔から下痢止めの薬草とかいわれて、煎じて飲むとピタリと効くので「現の証拠(ゲンノショウコ)」。「医者いらず」ともいわれていたのだとか。
下池にまわる。
黄色くてかわいいテントウムシ。
テントウムシに見とれていると、カワセミの声がして、枝にとまった。
オスの三郎のようだ。
メスのケイコとつがいになったみたいなんだが・・・。
池をめぐっていると、コシアキトンボがジッとしていた。
羽化したばかりで翅を乾かしているところか。
善福寺公園で飛んでるのはだいぶ前から見ているが、とまっているところは今年初。
さらに歩いているとにぎやかなエナガの声がする。
声を頼りに追っていくと、エナガが群れながら梢をめぐっていた。
目がまだ赤いからエナガの子どものようだ。
もう自分でエサ獲りができるようになったのかな?
数羽のエナガが互いに近くにとまっている。
巣立って間もないエナガの子どもたちだろうか。
3羽が体をくっつけ合ってとまっている。エナガ団子だ!
もっとたくさん並んでいると見事なんだが、3羽でも団子3兄弟みたいでかわいい。
エナガは1回の繁殖で10羽前後のヒナが生まれ、巣立つとなぜかピッタリくっつき合って親からの給餌を待つのでこれをエナガ団子という。
たぶん、ほかの子どもたちは自分でエサを探せるようになっ飛んでいき、まだ幼いのが3羽だけ残って親からの給餌を待っているのだろう。
口を開けて早くゴハンちょーだいといっている。
そこへ、左から親が飛んできた。
後ろ姿でよくわからないが、子どもにエサを与えている。
お次はエサをくわえて右端の子に給餌しようとしている。
右端の子は親からエサをもらって満足げ。
ここにも子どものエナガ。
成長スピードには個体差があるようだが、みんな元気にすくすく育つといいね。
下池を1周して再び上池へ。
マユミの葉っぱの裏では、キバラヘリカメムシが交尾中だった。
池のほとりで、ここにも羽化したばかりのアカボシゴマダラ。
春になるとあらわれる白化型のようだ。
アカボシゴマダラはもともと南方のチョウ。
関東地方でよくみつかるようになったのは“放蝶ゲリラ”による人為的な放蝶によると考えられていて、奄美諸島以南にも分布しているものの白化するのは奄美以南では見られないという。