善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

甘いヤツデの蜜大好きメジロ

水曜日朝の善福寺公園は曇り。やがて雲間に青空が見えるようになる。

 

上池をめぐっていると、枝の先にカワセミがとまっていた。

オスの文二のようだ。

 

下池に向かう途中、高いところにシロハラの姿。

暗くてはっきりしないが、肩のあたりに白い斑点がある。

去年もやってきた同じ個体のようだが・・・。

 

下池ではオスのカワセミ

居合わせた善福寺公園カワセミに詳しいカワセミウオッチャーによると、新参者の文太ではないかという。

下池にはもう1羽、オスの小四郎がいたはずだが、最近とんと見かけない。

世代交代が進んでいるのか?

 

ヒヨドリが水を飲みに下に降りてきていた。

 

池の端の橋の下にはけさもサクラらしきメスのカワセミ

こちらは元気にしている。

 

池をめぐっていると、再びオスのカワセミ

さっき見た文太だろうか。

 

下池を1周して上池に戻ろうと歩いていると、ヤツデの花の蜜を吸おうとメジロがやってきていた。

ヤツデは“性転換”する花として知られている。

ヤツデの花には両性花と雄花の両方が同じ株につくが、両性花はオスからメスに性を変えるという。

最初はまずオスで、盛んに蜜を出して花粉を媒介してくれる虫や鳥を呼び寄せる。

その後、花は花びらと雄しべを落とし蜜も出なくなる。

1週間ほどすると、今度は雌しべの花柱が伸びてきて再び蜜を出すようになる。

クサギなどと同じに雄性期と雌性期をずらして、自家受粉を避ける植物の工夫だが、メジロはそれを知っていて、蜜が出るころになるとやってくる。

その糖度は50度もあるという。甘いミカンの糖度が13~14度ぐらいというから、相当な甘さ。

メジロがやってくるのもうなずける。

蜜を吸うのに飽きたのか、別の木に向かうところか。

こっち向いてニラメッコ。

 

上池に戻ると、池のほとりにいたのは三郎のようだった。