木曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。風はさほどないが、空気が冷たい。
上池の3羽のカワセミはどうなったか。
一番北側にいるオスのマルちゃんは、けさもお気に入りの枝にとまっていて、写真を撮ろうとしたら大物のエサをゲットしたあとだったらしく、別のエサ場を求めてかすぐにいなくなってしまった。
池の西から真ん中あたりをテリトリーにするムッくん。
視線の先はメスのヤエちゃんがいる方向。
先日はヤエちゃんとお見合いしたとの情報もあるが、その後の恋の進展は?
そのヤエちゃんは、いつもの場所にいなかった。
師走はカワセミも忙しいのか?
姿の見えないヤエちゃんを探していると、カワセミではなくジョウビタキのメスを見つけた。
枝の先にとまってキョロキョロしている。
これからどこ行こうかと逡巡してるのか?
それとも仲間を探しているの?
下池に向かっていると小鳥の群れと遭遇。
コゲラが盛んに木をつついていた。
メジロはおいしい木の実を探しているのかな?
同じようなしぐさで、シンクロしてる!
ヤツデの花が咲き出していた。
冬になって花が少ない時期に咲くのがヤツデ。
しかも、蜜がとても甘いことでも知られる。
糖度が50度もあるといわれていて、ミカンの糖度が13~14度だそうだから、その甘さがわかる。
甘い蜜を求めて、メジロもやってくる。
公園のあちこちで鳴いているヒヨドリも甘いもの好き。
ヒヨドリはメジロと並んで南方起源の鳥なので、花の蜜や果実が大好き。
もともと、ヒヨドリは渡り鳥だったといわれる。
その昔の源平合戦で、源義経が一ノ谷の背後にある断崖絶壁から騎乗したまま坂を駆け下りて奇襲攻撃した「ヒヨドリ越えの逆落とし」の故事が知られているが、その「ヒヨドリ越え」というのも、そこが春と秋、ヒヨドリの渡りの場所になっていたからこう呼ばれたのだという。