月曜日朝の善福寺公園は快晴。風はないが空気は冷たい。日なたはポカポカ。
上池をめぐっていると、カワセミの鳴き声がして、目を凝らすと文二らしいオスのカワセミ。
文二らしいのが飛び去って別の場所に行ったので、さらに歩きだすと、別のオスのカワセミが葉っぱに隠れるようにしてエサをねらっている。
同じ池の反対側を根城にしている三郎だろうか?
三郎が文二のテリトリーに侵入してきたのか?
さらに池をめぐっていくと、三郎のテリトリーにオスのカワセミ。
とすると、これは三郎で、さっき見たのは文二でも三郎でもない“第三の男”か?
下池に向かっていると、茂みの中から姿をあらわしたのは、ジョウビタキのオス。
今シーズン初のお目もじだ。
メスはだいぶ前に見ていて、オスも何日か前に一瞬だけ目にしたりしていが、ついに!という感じで、ようやくじっくりと姿を見せてくれた。
といってもすぐにいなくなっいちゃったけど、野鳥なんだからしょうがない。
出会えただけでもうれしい。
繁殖期はシベリアや中国北部ですごし、今ごろの季節になると日本にやってくる冬鳥。
オスは頭が銀髪に見えるのでおじいさんを意味する「尉(じょう)」に、尾羽を振り下ろしながら「カッ、カッ」と鳴く声が火打ち石を打つ音に聞こえるというので「火焚(ひたき)」で、ジョウビタキ。
翼にある白い斑点も特徴のひとつで、着物の紋に見たててモンツキドリとも呼ばれる。
下池を1周して、再びさきほどジョウビタキと出会ったあたりを通るが、姿はなし。
そのかわり、ツグミが何羽かでやってきていた。
しかも、2羽のツグミが仲が悪いのかケンカしている。
1羽が枝にとまると、別のがやってきてにらみ合い。
やがて近づいていって・・・。
バトル開始で両者激突!
何度もバトルしていたが、ツグミはたいがい単独で行動していて、今までケンカしてるところを見たことない。
割とおとなしい性格と思っていたが、縄張りをめぐる争いか、恋のさや当てか、はて?
上池に戻ると、葉っぱの陰の見にくいところにいたのは?
さっきも見たオスのカワセミの三郎らしい。
やがて自分の根城のほうに飛んで行った。