イタリア・プーリアの赤ワイン「ネプリカ・ネグロアマーロ(NEPRICA NEGROAMARO)2020」
(写真はこのあと深谷ネギの豚肉巻き)
イタリアのワインメーカー・アンティノリがプーリア州で立ち上げたワイナリー・トルマレスカのワイン。
「ネプリカ・シリーズ」は、ネグロアマーロとプリミティーヴォ、カベルネ・ソーヴィニョンの頭文字を取って名づけられ、プーリア州の魅力を気軽に愉しめるシリーズという。
きのう飲んだのはネグロアマーロ100%。
果実味と柔らかなタンニンを感じるワイン。
ワインの友で観たのは、民放のBSで放送していたアメリカ映画「ジャンゴ 繋がれざる者」。
2012年の作品。
原題「DJANGO UNCHAINED」
監督クエンティン・タランティーノ、出演ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソンほか。
南北戦争を前にした1858年、アメリカ南部。黒人奴隷として売りに出されたジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、元歯科医の賞金稼ぎでドイツ人のキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)に買われる。
差別を嫌うシュルツはジャンゴに自由を与え、賞金稼ぎとしての生き方を教える。
ジャンゴには奴隷市場で生き別れになった妻、ブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)がいた。2人は賞金を稼ぎながら彼女の行方を追うが、やがて残忍な農園主として名高いカルビン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)のもとにブルームヒルダがいるということがわかり、妻奪回の熾烈な戦いに挑む・・・。
異才クエンティン・タランティーノ監督が放つバイオレンス西部劇。
ディカプリオが極悪人役で登場。
始めのほうにエンニオ・モリコーネっぽい音楽が流れマカロニ・ウェスタンふうの展開かと思ったら、途中は正統派?西部劇ふうとなり、結局はタランティーノならではのドバドバ血が吹き出るバイオレンスとなる。
父親がドイツ人、母親はオーストリア人でドイツ語が堪能なクリストフ・ヴァルツがドイツ人の賞金稼ぎシュルツを快演(この役でアカデミー賞助演男優賞を受賞)。サミュエル・L・ジャクソンが黒人でありながら黒人を蔑む農園主に忠実な黒人奴隷を“怪演”。
ついでにその前に観た映画。
民放のBSで放送していたアメリカ映画「10日間で男を上手にフル方法」
2003年の作品。
原題「HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS」
監督ドナルド・ペトリ、出演ケイト・ハドソン、マシュー・マコノヒーほか。
ニューヨークにある女性ファッション誌の記者、アンディ(ケイト・ハドソン)は、政治ネタや社会派の記事を書く夢を持ちながらも、女性向けのハウツー記事しか書かせてもらえない日々を送っている。今回も編集長が用意したのは軽いハウツーもののコラム。なかなかテーマの決まらないアンディは、友だちが語る失敗談から、男と別れたい女性のための“10日間で男にフラれる方法”という企画を思いつく。
一方、広告代理店に勤めるベン(マシュー・マコノヒー)は、ダイヤモンドを扱う企業のCMをめぐって同僚と争っていて、「俺は女性の気持ちが分かる、どんな女でも落としてみせる」といい放つ彼の言葉を聞いた上司から、10日後のパーティーまでに指定された女性を落として連れてくれば仕事はお前のものといわれる。
そんなアンディとベンは、とあるパーティ会場で偶然出会うと、互いの下心からデートの約束を交わすのだったが・・・。
結末がミエミエの映画だったが、意外とおもしろかった。
ただし、結末には首をひねるところもあった。
ヒロインのアンディは政治記者になりたいという初志貫徹のため、ニューヨークのファッション誌をやめてワシントンに向かう。それをベンが引き止めて2人は結ばれ、ハッピーエンドになるのだが、彼女はワシントンには向かわず、ベンとともにニューヨークに戻っていく。なぜ彼女は政治記者をめざさないんだろう? 結局、女性は仕事より男なのだろうか?と思ってしまった。