善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「あの頃ペニー・レインと」

イタリア・シチリアの赤ワイン「キュソラ シラー・メルロ(CUSORA SYRAH MERLOT)2019」

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ワイナリーのカルーソ・エ・ミニーニは、シチリア島の老舗ワイナリーであるカルーソと最新テクノロジーを導入して投資するミニーニの共同経営によるワイナリー。

シラーとメルロをブレンド

シラーや樽由来のスパイス系の香りと、メルロのコクと滑らかさが絶妙に混ざり合ったエレガントでバランスのよい味わい、と宣伝文句にあるが、たしかにとても飲みやすいワイン。

 

ワインの友で観たのは民放のBSで放送していたアメリカ映画「あの頃ペニー・レインと」。

2000年の作品。

原題「ALMOST FAMOUS」

監督・脚本キャメロン・クロウ、出演パトリック・フュジットケイト・ハドソンビリー・クラダップフランシス・マクドーマンドフィリップ・シーモア・ホフマンほか。

 

厳格な大学教授の母(フランシス・マクドーマンド)に育てられた15歳の少年ウィリアム(パトリック・フュジット)は、成績優秀で高校は飛び級で卒業が間近。母からは将来は弁護士になれといわれている。そんな彼が、スチュワーデスをめざして家を出た姉が置いていったロックンロールのレコードを聞いてたちまち虜になる。

地元の音楽雑誌に自分が書いた校内新聞を送ると、それを読んだ編集長(フィリップ・シーモア・ホフマン)は彼の才能を認め、売り出し中のバンド・スティルウォーターの取材を依頼する。楽屋を訪ね、メンバーに気に入られたウィリアムはツアーの同行取材を許されるようになり、そこでバンドの追っかけグループの女性ペニー・レイン(ケイト・ハドソン)と出会い親しくなる。

やがて、地元誌に書いた原稿が有名な音楽雑誌「ローリングストーン」の編集者の目に留まり、音楽ジャーナリストとしての活躍の場が広がっていくが・・・。

 

キャメロン・クロウ監督の自伝的ストーリーだそうで、映画そのままに15歳で「ローリングストーン」誌の記者となり、レッド・ツェッペリンニール・ヤングなど大物アーティストの取材でツアーに同行したりしたそうだ。

70年代のロックンロールの音楽が流れる中での青春音楽ムービー。

 

ちなみに、映画の日本語字幕では「ロック」という言葉が使われていたが(字数の関係があるのか?)、実際のセリフではみんな「ロック」などという略したいい方はせずに正確に「ロックンロール」といっていた。

今はロックンロールの略したいい方として「ロック」でも通じるのかもしれないが、少なくとも70年代まではロックンロールはロックではなくロックンロールだったのだろう。

また、原題の「ALMOST FAMOUS」は直訳すれば「ほとんど有名」となるが、「ブレイク寸前」という意味で使われているという。

ブレイク寸前のバンドを追っかける物語、というわけだが、15歳の少年もまたブレイク寸前であることを意味しているに違いない。