善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「ジョジョラビット」他

イタリア・シチリア島の赤ワイン「キュソラ・シラー・メルロ(CUSORA SYRAH MERLOT)2019」

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シチリアの老舗ワイナリーであるカルーソと、最新テクノロジーを導入して投資するミニーニの共同経営によるワイナリー、カルーソ・エ・ミニーニの赤ワイン。

シチリア島マルサラ地区で栽培したメルロ50%、シラー50%。

飲みやすいワイン。

 

ワインの友で観たのは民放のBSで放送していたアメリカ映画「ジョジョラビット」。

2019年の作品。

 

監督タイカ・ワイティティ、出演ローマン・グリフィン・デイビス、トーマシン・マッケンジータイカ・ワイティティスカーレット・ヨハンソンほか。

 

第2次世界大戦末期のドイツを10歳の少年の目線で描いた作品。アメリカ映画なのでみんな英語をしゃべっているが、コメディタッチでナチスを痛烈に諷刺し、ナチスドイツの敗北までを描く。

 

第2次世界大戦下のドイツのある町。10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイヴィス)は、青少年集団ヒトラーユーゲントに入団し、架空の“友人”であるアドルフ・ヒトラー(監督のタイカ・ワイティティ)から叱咤激励されながら「ハイルヒトラーを」を練習し、一人前の兵士を目指していた。だがジョジョは訓練中にウサギを殺すことができず、教官に“ジョジョ・ラビット”というあだ名を付けられる。

母親のロージースカーレット・ヨハンソン)とふたりで暮らすジョジョは、ある日、家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づく。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)だった。ロージーは密かに反ナチ運動を行っていて、ジョジョの父親は戦地で行方不明になったことになっていたが、実は地下活動を行っていたのだった・・・。

 

戦時下のドイツでは、国民みんながナチスに染まっていたかというとそんなことはなく、反ナチの運動は各地で行われていたようだ。しかし、通称ゲシュタポと呼ばれた秘密警察は反ナチ活動家を徹底的に弾圧。映画にも描かれていたように、正式な裁判も開かれずに公開処刑によって殺されたりした。

 

映画のお終りの方に出ていた詩人リルケの言葉が胸に突き刺さる。

 

すべてを体験せよ

美も恐怖も

生き続けよ

絶望が最後ではない

 

ついでにその前に観た映画は題名だけ。

アメリカ映画「フローレス」。

1999年の作品。意固地な中年男とドラッグクイーンの奇妙な友情を描くドラマ

監督ジョエル・シューマカー、出演はロバート・デ・ニーロフィリップ・シーモア・ホフマンほか。

フランス映画「冬物語

1991年の作品。

先日観た「春のソナタ」に続くエリック・ロメール監督の“四季の物語”シリーズの第2弾。