善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

アカボシゴマダラの羽化

土曜日朝の善福寺公園は雲ひとつない快晴。朝日がまぶしいほど。

 

けさのカワセミは上池に2羽。

遠くで声がしたが、声がする方向とは離れた木陰に1羽を発見。

するとその手前をゴイサギが通過していった。f:id:macchi105:20211030093208j:plain

ゴイサギが去ったあと、平然としているのはオスのようだ。f:id:macchi105:20211030093233j:plain

 

マガモのオスとメスが仲よく泳いでいた。

オスのマガモf:id:macchi105:20211030093345j:plain

メスは羽繕い中で、互いにのんびり、という感じ。f:id:macchi105:20211030093403j:plain

 

カルガモの手前にはオオバンf:id:macchi105:20211030093435j:plain

 

下池にまわると、細い枝につかまってメスのカワセミが小魚をねらっていた。f:id:macchi105:20211030093522j:plain

 

木の高いところにめずらしくダイサギがとまっていて、細い脚で踏ん張ってた。f:id:macchi105:20211030093552j:plain

日本最大のサギで、長い首をSの字に曲げている。f:id:macchi105:20211030093617j:plain

 

葉っぱの上にいるのはガの幼虫のようだが、アツバの仲間だろうか。

まん丸くて黄色い頭をしている。f:id:macchi105:20211030093919j:plain

 

コゲラが木登りしながらエサを探していた。f:id:macchi105:20211030093943j:plain

 

きのう見つけたアカボシゴマダラの蛹はどうなっただろう?と探すと、何と、ちょうど羽化した直後だった。f:id:macchi105:20211030094016j:plain

アカボシゴマダラの蛹の期間はだいたい10日間ぐらいで、朝の5~6時ぐらいに羽化するという。

もうちょっと早く来てれば羽化の瞬間を目撃できたかもしれない。

脱け殻にしっかりつかまってぶら下がっている。

やがて翅が十分に乾いたら飛んで行くのだろう。f:id:macchi105:20211030094049j:plain

アカボシゴマダラは今でこそ東京あたりで普通に見られるが、もともと日本では奄美大島までしか分布しない南方系のチョウだったという。

それが、中国あたりに分布する亜種が関東地方で放蝶されたのが原因で分布が広がってしまった。

つまり、温暖化とともに自然に北上してきたというより人為的に広がったのだから、複雑な気持ちにもなるが・・・。

 

それでも、羽化したばかりのチョウを愛おしく見ていると、上の方でコンコンコンと木の幹に穴をあけるキツツキの音。

見上げるとコゲラだった。f:id:macchi105:20211030094134j:plain

さきほどのとは違って、木登りしながら盛んにコンコンコンと幹をつついている。

中に潜む虫かなんかを探しているのだろうか。f:id:macchi105:20211030094210j:plain

よく見ると、幹には縦に点々とコゲラがあけた穴があった。f:id:macchi105:20211030094244j:plain

 

再び上池に戻ると、池のほとりの葉っぱの陰で、2羽のカワセミが“ご対面”していた。

身をすくめているのはメスのようだ。f:id:macchi105:20211030094316j:plain

一方、オスは背伸びの姿勢で、威張っているのか?f:id:macchi105:20211030094340j:plain

にらみ合い(あるいは見つめ合い?)はいつまでも続いていた。