土曜日朝の善福寺公園は雲ひとつない快晴。朝日がまぶしいほど。
けさのカワセミは上池に2羽。
遠くで声がしたが、声がする方向とは離れた木陰に1羽を発見。
するとその手前をゴイサギが通過していった。
ゴイサギが去ったあと、平然としているのはオスのようだ。
マガモのオスとメスが仲よく泳いでいた。
オスのマガモ。
メスは羽繕い中で、互いにのんびり、という感じ。
下池にまわると、細い枝につかまってメスのカワセミが小魚をねらっていた。
木の高いところにめずらしくダイサギがとまっていて、細い脚で踏ん張ってた。
日本最大のサギで、長い首をSの字に曲げている。
葉っぱの上にいるのはガの幼虫のようだが、アツバの仲間だろうか。
まん丸くて黄色い頭をしている。
コゲラが木登りしながらエサを探していた。
きのう見つけたアカボシゴマダラの蛹はどうなっただろう?と探すと、何と、ちょうど羽化した直後だった。
アカボシゴマダラの蛹の期間はだいたい10日間ぐらいで、朝の5~6時ぐらいに羽化するという。
もうちょっと早く来てれば羽化の瞬間を目撃できたかもしれない。
脱け殻にしっかりつかまってぶら下がっている。
やがて翅が十分に乾いたら飛んで行くのだろう。
アカボシゴマダラは今でこそ東京あたりで普通に見られるが、もともと日本では奄美大島までしか分布しない南方系のチョウだったという。
それが、中国あたりに分布する亜種が関東地方で放蝶されたのが原因で分布が広がってしまった。
つまり、温暖化とともに自然に北上してきたというより人為的に広がったのだから、複雑な気持ちにもなるが・・・。
それでも、羽化したばかりのチョウを愛おしく見ていると、上の方でコンコンコンと木の幹に穴をあけるキツツキの音。
見上げるとコゲラだった。
さきほどのとは違って、木登りしながら盛んにコンコンコンと幹をつついている。
中に潜む虫かなんかを探しているのだろうか。
よく見ると、幹には縦に点々とコゲラがあけた穴があった。
再び上池に戻ると、池のほとりの葉っぱの陰で、2羽のカワセミが“ご対面”していた。
身をすくめているのはメスのようだ。
一方、オスは背伸びの姿勢で、威張っているのか?
にらみ合い(あるいは見つめ合い?)はいつまでも続いていた。