イタリア・シチリアの赤ワイン「キュソラ シラー・メルロ(CUSORA SYRAH MERLOT(2019))
ワイナリーはカルーソ・エ・ミニーニ。シチリアの老舗ワイナリー、カルーソと、最新テクノロジーを導入して投資するミニーニの共同経営によるワイナリー。
シチリア島マルサラ地区で「独創性、品格の良さ、優雅さ」をモットーに自分たちの名前を示すような代表的なワインを造ろう!という夢のもとつくられたワインだとか。
シラー50%、メルロ50%。
ワインの友で観たのはNHKBSで放送していたスペイン・アメリカ合作の「ミッドナイト・イン・パリ」。
2011年の作品。
監督・脚本ウッディ・アレン、出演キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、カーラ・ブルーニ、マリオン・コティヤール、レイチェル・マクアダムス、マイケル・シーン、オーウェン・ウィルソンほか。
ハリウッドで売れっ子の脚本家ギル(オーウェン・ウィルソン)は、婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムス)と大金持ちの彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。
パリの魔力に魅了され、ハリウッドのウソと虚飾にまみれた脚本家なんかはやめて書きたいことを書く小説家になりたくてパリへの引越しを決意するギルだったが、イネズは無関心。しかも、金儲けよりまっとうな作家をめざすギルをイネズの両親は「コミュニスト」と蔑む。やがて2人の心は離れていき……。
現代から1920年代、さらには19世紀末のベル・エポック時代にタイムスリップする、夢のような物語。
何しろ登場人物がスゴイ。
フィッツジェラルドとその妻ゼルダ、ジャン・コクトーにヘミングウェイ、パブロ・ピカソとその愛人アドリアナ、サルドトール・ダリにマン・レイ、T・S・エリオット、ゴーギャン、ドガ、マティスなどなど。
しかも出てくる人々はみんなホンモノそっくり。
ギルは現代よりも過去の古きよき時代に憧れていて、ついにたどり着いたのが19世紀末のパリ。
モンマルトルのキャバレー、ムーラン・ルージュの最前席に座っていたのはロートレックで、まさにあの時代のムーラン・ルージュのロートレックだ!(見たことないけど)
うれしくて、思わずゾクゾクッとしてしまった。
去年の今ごろ、パリで5日間をすごしただけに、思い出がよみがえってきた。