火曜日朝の善福寺公園は快晴。北風が冷たい。
公園内の木々の紅葉・黄葉が進んでいる。
黄葉した葉っぱに包まれるようにメスのカワセミがエサをねらっていた。
ときどき上を気にしているが、そのポーズが何ともカワイイ。
天敵のオオタカでもあらわれたのだろうか?
別の場所にもさっきのとは違うカワセミ。
やっぱり上を気にしていた。
それにしても同じ緑の葉っぱなのに紅葉と黄葉があるのか。
勢いよく繁っているときは葉緑素の働きで緑色だが、気温の低下とともに葉と茎の間で水や養分の流れが妨げられ、光合成により作られた糖分が葉に蓄積されてアントシアン(赤紫色、色素部分だけならアントシアニン)が形成されていくと、緑の色素は減少していって葉っぱは次第に赤くなっていく。
一方、葉緑素が分解されていく過程で、その中に含まれている黄色の色素(カロテノイド)が目立ってあらわれるようになると黄葉となる。
中には紅葉と黄葉が同じ葉で起こることもあるらしい。
樹木側としては、葉っぱを落とすことで寒い冬を乗り越え、芽吹きの春を迎えたいんだろうが、その過程でわれわれ人間は紅葉・黄葉を楽しめるというわけなのか。