月曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。北風が冷たい。
上池でカワセミが1羽。
エサをゲットすると素早くどこかへ飛び去った。
シラサギが並んで止まっていて、それぞれ好き勝手にしている。
強い北風のためか、あたり一面にギンナンが落ちていた。
野菊があちこちで咲いていた。
右側のユウガギクのとなりに咲いているのはリュウノウギクか。
茎や葉っぱの香りが中国から伝わった竜脳(リュウノウジュから採れる精油)に似ているというのでこの名がついた。
実際には香りも成分も樟脳に近いらしいが。
紫色っぽいのは、やはり野菊でヨメナだろうか。
春の若葉は食用になり、古くは万葉集の時代から利用されてきたとか。
それで嫁菜、夜目菜ともいわれるが、美しく優しげな花ゆえに「嫁」の名がついたともいわれる。
ゲンノショウコがタネを飛ばしたあとの“シャンデリア”。
植物はいろんな方法で種を遠くに飛ばしているが、ゲンノショウコの飛ばし方は一風変わっている。
タネが成熟すると鞘が上に跳ねるように反り返り、その反動でタネは遠くに飛んでいく。これも種の繁栄のための作戦。
ことしの夏にも見たが、鞘が跳ね上がったあとの形が御神輿に似ていることから別名ミコシグサと呼ばれているが、シャンデリアのようにも見える。