火曜日朝の善福寺公園は晴れ。朝は風があって涼しい。
上池のカルガモのヒナは、けさも6羽が元気だった。
イネ系の穂先に小さな虫がたくさんついている。
ウズラカメムシのようだ。
茶色っぽくて縦縞模様のあるカメムシ。頭部はとがっている。
ウズラの模様に似ているというのでこの名がついたとか。
けさもエナガの群れと遭遇。
10数羽はいそうだが、どれも目の周りが赤いから子どものエナガのようだ。
口に何かくわえてるのかな。
人の背丈ほどの低い木の茂みから隣の木の茂みへ、2羽のエナガがめまぐるしく追っかけっこしている。
エサを獲るより遊んでる方が好きなのか。
先ほどの追っかけっこしてた2羽か、仲よくひと休み中。
後ろを振り向いて“見返り美人”の図。
小首かしげてカワイイのポーズ。
いつまで見ていても飽きない。
これじゃ散歩にならない、と歩き出す。
カルガモが横1列で並んでいた。
ヤゴの脱け殻。このところ見かけるようになったコシアキトンボの脱け殻よりひとまわり大きい感じ。
今年初のイトトンボ。
ウスキクロテンヒメシャクだろうか。
翅は全体的に薄黄色で、前・後翅ともに外縁に黒点が並び、4枚の翅1枚づつに小黒点がある。
ただし、似たようなのにウスサカハチヒメシャクとかマエキヒメシャクなどがいて同定が難しい。
美しい紫色のアジサイ。
向こうではアオサギがエサを探している。
ちょっと大きめのカメムシ。
キマダラカメムシか。
黒褐色で、黄色の斑点が散りばめられているというのでキマダラカメムシ。
1970年代に長崎で発見された外来種で、台湾が原産といわれる。
次第に東へ分布域を広げていって東京あたりでも見られるようになったという。
ゲンノショウコそっくりのタネ飛ばしのワザを持った植物を発見。
葉っぱが違うのでゲンノショウコではない。
帰って調べたらゲンノショウコの仲間で帰化植物のアメリカフウロとわかった。
実が熟してくると根元のところのサヤが開いて黒いタネが姿を現す。やがてタネが十分に熟すと真ん中のとんがった棒みたいなのが裂けて、くるりと巻上がって中に入っているタネを勢いよく遠くに飛ばす。
タンポポのタネが空中を漂って遠くまで運ばれ、カエデのタネがプロペラみたいに飛んでいくように、ゲンノショウコの仲間のタネは、まるで中世の戦の投石器のようにバネの力で種を飛ばし、子孫繁栄を図っている。
植物はなかなか賢い。